ルパン三世PART5第16話「初恋の話をしよう」感想

 ルパン三世PART5第16話「初恋の話をしよう」の感想です。公式サイトによるあらすじはこちら(URL) 。(わたしはhuluにて視聴しています)以下の感想は、完全にネタバレですので、大丈夫な方のみご覧ください。どうぞ!

 今回のアバンで登場するのは次元と五エ門。どうやら戒厳令の街の中でルパンを待ち続け、いいかげんしびれを切らした様子です。「あいつがお宝を前にして逃げるとは思えねえ」との次元の言葉に「同感だ」と答える五エ門。そんなふたりが向かった先は王宮のようでした。

 そして、王宮がある旧市街に向かうパダールの橋を守っていると思しき兵隊のまえに、眼帯の男、ゼン大佐と名乗る男がジープに乗って現れます。かれは「血と涙の雫」を兵隊に見せ、自分が連れているのは女王の即位式に向かうドルマ王女であるといい、兵隊たちを護衛として自分の車を守らせながら、王宮に向かいます。しかし、そのドルマ王女はそれらしい格好に身を包んだアミで、ゼン大佐はルパンの変装でした。

 アミがシェイクハンズ社の飛行船をハッキングしてあの場に不時着させることで、ルパンとアミはあの危機を脱したのです。「たいしたことじゃないわ」というアミの言葉に「たいしたことさ。おまえさんは自分で思ってるより、ずーっとすげえよ」と答えるルパン。それに「わたし……すごい?」とアミは戸惑い、「ああ、おれたちの仲間にしてえくらいにな」というルパンの言葉に頬を染めてしまいます。ここのアミはかつてないほど少女めいて可愛らしい。ルパンってばほんとうにひとたらしだな……。そして「さ、王女様を盗み出しに行くぜ」とルパンは言うのです。ここ、変装してはいるものの、表情の不敵さがお仕事モードのルパン三世!って感じでカッコいいです。

 一方、大司教側は国王の身柄がいまだ確保できず、追いつめられている様子です。さらには、大司教側が制圧していたサーバーシステムも、シェイクハンズ社によって雇われた民間軍事会社によって解放されます。その結果、ネット接続が回復され、国王からのメッセージがネットを通じて届けられたことで、パダールの民にも動揺と戸惑いが広がっていきます。

 そして、そのメッセージはパダールにいる銭形とヤタのもとにも届くのでした。「なにがどうなっているんだ」とイラつく銭形警部に「だから、戦争ですよ!」とこれも動揺しているヤタくん。しかし、そんなふたりのまえを通り過ぎようとしたのは、あの峰不二子でした。「まさかルパンを捕まえにきたの?」とすこしあきれる不二子に「当然だ。たとえ世界がひっくり返ろうともな」と応じる銭形。「いままさにひっくり返ろうとしてるんですよ!」と突っ込むヤタくん。やだ可愛い。ぱっと見、冷静な部下っぽい立ち位置のくせにすぐ落ち着きがなくなるヤタくん可愛い(わたしはヤタくん贔屓です)。

 しかし銭形にルパンの居場所を聞かれると、不二子はふっと視線をそらし「……知らないわ、あんな男」と答えるのみ。それに目をぱちくりさせ、「おまえら、どうなっとるんだ」と聞く銭形さんもストレートだな。あなた砂漠でルパンからちょこっと聞いたでしょうに。

 さて、ネット接続が回復し、国王からのメッセージが流れたことで、ますます窮地に陥っていく大司教側。しかも警備部隊は「ドルマ王女の護衛」という名目で移動させられているのです。ルパンの仕業ですね!さらにパダールを覆っていく世論の変化に「古いんだよ、てめえらは」と笑うのは、あのシェイクハンズ社のエンゾです。

 だれもがスマホやタブレットを持ち情報発信と情報取得を同時に行っている様子を見ながら「軍隊を持っているのは国だけかと思ったか?国なんてアップデートの遅い仕組みはもうすぐ半分以下になるってのによ」と笑います。そんなエンゾの様子に、不安を隠しきれないパダールの国王ですが、エンゾは「心配するな。半分になるのは国だけじゃない。犯罪も誤解も非効率もすべて半分以下になる」と答え、なおも迷う国王に「なるんだよ!おれたちのヒトログは世界を過去にする。国も、経済も、王様も、大泥棒もな!」と言ってのけるのです。

 これまでは、はっきりとその姿を見せることのなかったエンゾ、明るい場所でのまとまったしゃべりは初めてです。正直言って、もうちょっと影の悪役然とした落ち着いた喋りかと思っていたので、あんがいヤンチャな物言いに驚きました。まあ、そういうねちっこい悪役喋りはアルベールがすでにいるしな……。でも、ヤンチャで傲慢なだけじゃない風にも感じられるんですね。わたしは、シェイクハンズ社はグーグルとフェイスブックの悪魔合体のように思える、と前に書きましたが、もうひとつ忘れてた。このエンゾは、ウィキリークスのジュリアン・アサンジも彷彿とさせます。やはりなんだか怖いひとだ……。

 そして、追い詰められているのは大司教だけでなく、それに与するドルマとマックも同じことでした。厳しい情勢を報告するマックに対し、「この国では、和解の儀式に生贄のヤクを必要とする。これで父上の改革もスムーズに進むだろう」とドルマは微笑みます。そこに現れたのは大司教と覆面で顔を隠した従者たち。大司教がドルマを連れて行った先は、強固なセキュリティシステムによって守られていました。その最新鋭のシステムを見て、伝統派とうそぶいていたはずの大司教への疑念を強くするドルマ。

 やがて変装したルパンとアミも王宮に入り、そのセキュリティシステムへと向かいます。しかし、そのシステムはルパンには歯が立たないものでした。「なにが伝統だよ。きっちり最新鋭のセキュリティ入れやがって」とぼやくルパン。ここのルパンはためらいなく兵隊を撃ち殺して悪人っぽくてすごい……。ルパンにしてみれば、兵隊はカタギじゃないってことなのかなあ。そして「こりゃ時間がかかりそうだ……」とルパンがつぶやくのをしり目に、アミがみごとそのシステムを破ってみせます。このアミはルパンのあのモノクルをつけてるのね。

 長い廊下を歩きながら「ねえルパン。初めて会ったとき、どうしてわたしを盗んでくれたの?」と問うアミ。ルパンは「それは、おれが盗むにふさわしいお宝だと思ったからだよ」と答えます。「わたしは宝物?」とアミが笑うと「いい女になると思った」とルパンがさらっと言ってのけるので、ふたたびアミはその頬を染めることに。

 うわーもう、そういうとこな!と叫んでしまった。アミちゃんのほうは、すでにこれ、女の問いになってるのに、ルパン、ホントにあなたのそういうとこな!ブワンダの海岸で、どうしてわたしを守るのかと聞いたのとはもう違うんだよーと、見てて思いました。わたしにはこれ、ルパンはアミちゃんの変化に気づいてて、あえてからかっているとはとても思えないんですよ。ルパンは変わらないまま、いつもの調子で軽く言ってのけてるんだけど、それを受け取るアミちゃんの揺れと成長には気づいてないでしょ、ルパン。それはもう仕方がないことかもしれないけど(なんせ、ルパンのような大人の男からしたら信じられないようなスピードでこの年齢の女の子は成長していくから)、それでも、ああ、こういうところかと思いましたね。ルパンは女の子のこういうところが分からないのだ……。きっと、大人の女のそういうところも分からないんだろうな……。

 そしてルパンは「おれが見込んだ通り、いまのおまえさんはカッコいいぜ?こんな状況で友達を助けようなんてな」と言います。それに「友達、一人しかいないからね」と答えるアミの顔。この顔。間違いなく、大好きな男の人に褒められて舞い上がってる少女の、こんな嬉しそうにとろけた顔をあのアミが見せるなんてね。

 そしてルパンはその顔を見て「おれだって友達は二人だけだよ、たぶんな」とウィンクします。え。ふたりってやっぱりあのガンマンとサムライ?よかったね、次元と五エ門!ルパンはふたりのことを友達って認識してたよ!いやその。それはもう友達としか表現できない仲だとはわたしも思うのですが、なんか、こうやって改めて言われると、次元と五エ門なら「蕁麻疹が出そうだ」とか答えかねないくらい、なんか照れますな。でも、たぶんって付け加えるのは、やっぱり、あのふたりを友達、と言い切るのはちょっと照れちゃうってことなのか、それともあの二人以外にも友達はいるのか……もしかして、銭形警部?(待て)

 やがて、ドルマを連れた大司教はCIAの協力のもと、南部に逃げ延び、そこで偽の「血と涙の雫」を使って国民を謀り、即位の式を挙げようともくろんでいることが明らかとなります。王家の伝統をふみにじり、保身に走るその態度に、さすがに激高するドルマ。しかし大司教はドルマのまがい物も準備している、と懐から銃を取り出し、ドルマに狙いを。その前に立ちふさがるマック。そしてその場に響いたのは「その即位式、ちょっと待ってもらおうか?」というルパンの声でした。ここでAパートが終了。

 Bパート。大司教に「おれと泥棒勝負しようぜ。あんたも泥棒だろ?この国を盗もうってんだろ」と挑発するルパン。その傍らにはもちろんアミの姿もありました。ここで「アミ」と呼ぶドルマのその発音が、正しい発音なのが、ほんとう、いいなあって……。しかし、そこには大司教を守り、ルパンたちに向かって銃を構える従者たちが並んでいます。さすがにひるむアミですが、その肩にルパンはそっと手を置きます。その表情はこの絶体絶命の状況でも、なぜか自信に満ち溢れているのです。その理由は数秒後に明らかに。

 大司教の合図のもと、いっせいに銃を放つはずの従者たちは、刃の一閃と続けざまの銃弾にばたばたと倒れるのです。キャー!個人的にもうここでウチワを振りました。待ってた!このエピソード3、このふたりを待ってた!次元さんが「遅かったな、ルパン」とか言ってたけど、視聴者的にはあなたたちが遅かったよ!五エ門も「おぬしのことだから、いずれたどり着くと思っていたぞ」とか言ってたけど視聴者的には(略)。しかしここのふたりもさきほどのルパンと同じく、敵には容赦がありませんね……。

 そしてこのときの「よーお、おふたりさん」とウィンクするルパンの素直に嬉しそうな表情がいいし、「探し回るのも面倒だったんでな。ゴールで待たせてもらった」とフードの変装を脱ぎつつ、帽子をマグナムでくい、とあげる次元さんが超カッコいい。もちろん、同じくフードを脱ぎつつ「ふん」とだけ言う五エ門も。なんか前回はブツブツ言ってた五エ門ですけど、次元さんにうながされて(?)こうやってきてみれば、やっぱりルパンだけじゃこころもとないところはあったんだなと納得できたなら良かったな……。そもそもアミがいないとここにもたどりつけてないし、そこらへんもアミを見て理解してくれたらいいなあ……。

 とつぜんの己の劣勢に、あわててルパンに取引を持ちかける大司教。しかしルパンは「てめえは小悪党だ。大悪党じゃなきゃ、盗んだところで国は動かせねえ」と相手にしません。「いまの国王でも足りぬということか」と五エ門が問うと「この騒ぎを見るとな……さーて、大悪党を引き受けるやつが、この国にいるかなあ」とうそぶくルパンの言葉をなんとも言えない表情で聞き「大悪党……」とドルマはつぶやきます。

 それでも大司教はさまざまな甘言でルパンを取り込もうとしますが、その姿はアミのモノクルによってパダール国中に生中継されていたのでした。それを見守るパダールの人々。しかし、そのなかにはあのエンゾもいました。アミは、シェイクハンズ社の飛行船をハックして、落としたときに自分の名前“アンダーワールド”を残していったのです。その名前と、いま大司教の醜態を生中継しているアカウント名が同じであることを知ったエンゾは、好奇心をそそられて笑うのです。「おもしれえ、なにもんだ?てめえ」と。

 わたしとしては、もうここがキャーって感じで。なぜかというと、エンゾのような人種はアミのような存在ととても近いし、ほぼ同根と言ってもいい。エンゾがアミを奪うのか、アミがエンゾに惹かれるのか、あるいはルパンという存在を間に挟むことで、二人は敵対するのか、それはまったくもって未知数で想像もつかないんですが、これがエピソード4への伏線になるのは間違いないんじゃないかな。だってIT企業とハッカーだもの。絡まなきゃうそでしょ。ドキドキするなあ。

 一方、大司教の中継は、遠く離れたフランスにも届きます。安全保障事務局長であるアルベールは、大統領(ですよね?)に意見を求められ、冷静に「クーデターは失敗。CIAもすぐ手を引くでしょう。国王寄りの声明を出して問題ないかと」と答えます。「あいつの目の前で盗みを働こうなんて馬鹿な男だ」とつぶやくその顔は、今回のルパンの働きをまるで見ていたかのような表情です。しかしアルベールは順調に出世してるってことかな。また次のエピソードに登場するんでしょうね。

 そして、大司教の中継を見た兵士たちが、ルパンたちのもとに駆け付けます。そこで、さきほどの様子が中継されていたと悟る大司教。大司教に詰め寄る兵士たちですが、その矛先はドルマにも向かいかけます。そこで、罪をかぶりまさに生贄のヤクとなろうとドルマは声を上げかけます。

 しかし、その口はマックによってふさがれます。「大司教、王女の身柄さえ確保していればまだ戦えます、逃げましょう。我らCIAがバックアップします」と言い、その場を逃げようとするマック。アミはあわてますが、なぜかルパンはそれを止めます。そして、マックは激高した兵士によって撃たれます。あまりの事態に驚くドルマ。そう、マックはあえてここでCIAを名乗りドルマをさらおうとすることで、すべてはCIAの後ろ盾を得た大司教のたくらみというストーリーをつくりあげたのでした。マックこそが、生贄のヤクだったのです。

 倒れたマックの表情を見て、すべてを察したドルマは、アミのモノクルを通じて、パダール国民に、武器を捨て、手を取り合うこと、パダールはひとつであることを呼びかけるのでした。その声は、死の淵にあるマックにも届き、ルパンは「大悪党になる覚悟があるやつが、ひとりいたようだな」と笑うのでした。

 ……ええと、日本からすればパダール王国はどちらの方角にあるのでしょうか。わたしはとりあえず、その方向に向かって、マックのために土下座しなくてはいけません。前回の感想でさんざんなことを疑って悪かった、マック。まさか普通に良いひとだったとはすごく意外だった。それにしても、大司教は間違いなく小物だったこと、マックの突然の芝居にCIAの上司が顔色を変えたことを思えば、もしかしたら今回のこのクーデター劇は、CIAのそれほど上のほうでもない工作員だったマックと、まだまだ世間知らずなところも多かったドルマ王女のふたりが考えた、あまりにもつたない駆け引きだったということなのかなあ。そう考えるとせつないながら、それがドルマを成長させたのは間違いないですね。

 やがて、パダール全体を見渡せる小高い場所で、ドルマ王女を囲むルパン一味。「ルパン三世、そなたの言うように、わたしは悪い女になるぞ」とドルマに言われて「いいねえ、大好き!悪い女は」とはしゃぐルパンですが、次元さんに「もうひとりの悪い女はどうした?」と笑われてしまいます。

 はい、このエピソード3、唯一のジゲフジ場面頂きました!(本気で言ってます)。いやもう今回はなにもないわ、仕方が無いわーとか思ってたら、こんな最後の最後で次元さんが不二子ちゃんのことを引き合いに出すなんてミラクルが起きたので悲鳴が出ました。分かってる、これは続くドルマの「仲間とはいいものだな」というセリフを引っ張ってくるために、次元とルパンの仲良し雰囲気を醸し出す必要性があったからで、しかもこんなセリフを五エ門に言わせるわけにはいかなかったということなのも予想がつく。そんな理屈は分かってる。けど、萌えた。ならしょうがないよね!なので、わたしは素直に、次元さんが不二子ちゃんのこと思い出してルパンをからかってるわー、キャーと喜ぶことにしました。キャー。

 そして、アミはドルマのもとに。アミが心配していたのはマックのことでした。それに対し「おぬしにだけは秘密を教えよう……耳を貸せ。実は、初恋だった」と微笑み、頬を染めるドルマ。それに「話してくれてありがとう」とアミも微笑み「実はね、わたしも……」とささやきあうのでした。ルパンのことを話したんでしょうが、笑いあう少女たちの姿は、とても良いものでした(しかしドルマとアミはおたがいに「(アミの)(ドルマの)男の趣味はちょっとわかんないとこあるなー」とか思ってそうだ。いやなんとなく)。

 ドルマと別れ、「楽しそうだな、なに話してたんだ?」とルパンに聞かれたアミは「恋バナ」と答えます。それを聞いて頬を染める五エ門の初々しさと「青春だな」という次元さんのおっさん臭さの対比が楽しいですね。そのまま「ねえ、ルパン、恋ってさ……」とアミに話しかけられ、きょとんとするルパンと同じくそれを見て帽子の下から目が見える次元さんがかわゆい。

 さらに「ルパン、わたしはあなたに恋してる」という、ド直球のアミちゃんの告白に、すごく動揺している五エ門に笑った。なぜあなたがそこまで動揺する。そこは帽子を押さえて小さく笑う次元さんが大人ですよな。さすがにどぎまぎするルパンに対し、「わたしが峰不二子よりいい女になったら、返事をもらいに来る。いいでしょ」ってアミちゃん、頑張ったね……と思いました。それならルパンも「分かった。待ってる」と答えてあげられるものね。

 そして場面は国境へ。どうやら銭形は不二子を見逃すようです。ルパンとはどうなってる、という銭形の質問に「あらあ、芸能レポーターに転身?」とからかう不二子ですが、銭形はあくまで「捜査の一環だ」と真面目に問います。そこで不二子は思い出すのです。本気でルパンに問うた言葉も、ルパンからは返事がなかったことを。ルパンはただ不二子を助け、不二子からお宝を奪い、去っていったことを。それを「逃げたのよ、あいつ」と一言で表現します。「そりゃ、泥棒だからな」という銭形の言葉に、思わず笑い「銭形、あんたいいやつね」と不二子は言って、その場を去るのです。「不二子、おまえの気持ちはどうなんだ!」という銭形の言葉に「大嫌いよ!」と答えながら。

 この場面。わたしがゼニフジ派なら赤飯を炊きます。というか、これを次元と不二子でやってくれたらと思わずにいられないけれど、それは、まあ無理。それはともかく、なんでこんなに銭形さんは不二子とルパンの仲を心配してるんだろう。まるでおとうさんのようだわ。やっぱり、ルパンが不二子と別れちゃって大丈夫かなと心配する気持ちと、不二子にも、おまえ大丈夫かと思う気持ちがあるんでしょうね。不二子ちゃんの言葉通り、銭さんはやっぱりいいひとだ。そしてやっぱり、ルパンは不二子の問いに答えなかったんだな……ということで、エピソード3は幕となったのでした。

 次回予告。担当は五エ門。緑ジャケットのルパンだ!嵐の中に古城で起きた闇の殺人事件という舞台らしいですが、老婦人にメイド、とキャラクターもばっちりの雰囲気ぽいです。ルパンが眼鏡で探偵役というミステリ話みたいですね。でも五エ門のこの言い方じゃあ、ほかのキャラは登場しないの?それとも……というわけで、次回、第17話のタイトルは「探偵ジム・バーネット三世の挨拶」でした!眼鏡三世さん楽しみ!

 というわけで、エピソード3が終了しました。今回のエピソードは、アミの成長と、ルパンと不二子の関係のふたつがテーマだったのかな?その分、次元と五エ門の出番が削られた感があって、そこはちょっと切ないのですが、アミちゃんが可愛いのと、そんなアミが恋するだけあって、ルパンがほんとうにくそカッコ良かったので、個人的には満足です。

 まあルパンと不二子の関係についても、とうとうルパンは不二子の問いに正面から答えることはしなかったんですが、まあ答えるわけもないですよね。ある意味、ふたりの関係は落ちにはいたらず、永遠の玉虫色になった感がありますが、わたしはもうそれでいいやって思います。不二子ちゃんがすごく生き生きしてカッコよかった。ただ、わたしはルパンがウェットになるのはあまり好きじゃないから、なんかこの腫物に触るような感じじゃなくて、いつものあの「ふーじこちゃん」「ルパーン」に早く戻って欲しい気もするんですよね。エピソード4の終わりには、そういう感じになることを期待します。

 しかし、いま第15話。エピソード4には5話使うとなると、残りは4話になるから、それがゲスト脚本家の皆様の出番になるのでしょうか。連続話もいいんですが、やっぱり単発話がすごく楽しみです。次回はミステリみたいだけど(やっぱり脚本は大倉崇裕さんかな?←そうでした。ご本人のTwitterはこちら(URL))、しつこいようですが、わたしはひたすら次元回を待ち望んでおります。あと、やっぱりルパン一味の活躍がみたーい!

 そしてそのあと、エピソード4になる流れかな。これまでの感想でも触れましたけど、わたしはこのエピソードの敵役たるエンゾは、すっごく怖い敵になるんじゃないかなと思うので、とてもドキドキしてます。とりあえず、もうルパンのお腹にはなにも刺さらないでほしいし、撃たれないでほしい。最高の敵を相手に、これでもかの大活躍をするルパン一味の姿を見ることができることを楽しみにしています。

 あとは単発話のほかは、連続話を一つ残すのみとなったのですね。毎回こんな風にあれこれ語っているうちにこんなことに。話がひたすら長くて深読み大好きなかわいそうなオタクで申し訳ありません。でも、これまでずっとこんな風に来たので、これからもこんな感じでいきたいです。そんな感想をいつも読んでくださって拍手を押してくださるかた、本当にありがとうございます。なんせこんな風に好き勝手に書いておりますので、それをすこしでも面白く感じて頂けているのかな?と思うと、すごくやる気になるのです。励みになります。なにか思うことなどありましたら気軽にメッセージをいただけたらと思います。これからもどうぞよろしくお願いします、ありがとうございました!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です