「未来を変える80人 僕らが出会った社会起業家」シルヴァン・ダルニル・マチュー・ルルー （日経BP社）
社会問題の解決と同時に利益も得られる事業に取り組む各国の起業家80人を紹介する一冊。 「利益追求と社会貢献を同時に追求する」事は可能...
「明治時代の人生相談―一〇〇年前の日本人は何を悩んでいたか」山田邦紀（幻冬舎文庫）
文字通り明治時代に新聞や雑誌に寄せられた人生相談を集めたもの。 なんか拍子抜けするくらいに現代と変わらない内容です。違うのは人権意識...
東京都の青少年健全育成条例について（4）
これまでにも取り上げさせていただきました（一回目）（二回目）、（三回目）東京都青少年の健全な育成に関する条例改正案の問題（いわゆる非実在青少...
「大人のしくみ 10代のための哲学」ビル・バーナード（光文社）
アメリカのティーンエイジャー向けの人生指南書です。 お金、生き方、友情、子供に伝えたいことが詰め込まれている内容で、大人も一読し...
「苺をつぶしながら」田辺聖子（講談社）
「いい寄る」「私的生活」に続いての乃里子さんシリーズ。 軽やかに生きる女性の甘い生活を描き、読んでいて気持ちが良いです。乃里子さんち...
「夜の来訪者」プリーストリー (岩波文庫)
娘の婚約の祝宴を楽しんでいた裕福な一家の元に、自殺したある娘の事を訊ねるために警部がやってくる…。 容易には予想できない展開を、やっ...
「走る女たち」シャンティ・ソシーンスキー（日経BP社）
現代の状況を思えば、ちょっと信じがたい気持もするが、女性がオリンピックのマラソンに出場出来るようになったのは、わずか26年前。それまで...
「夜にはずっと深い夜を」鳥居みゆき（幻冬舎）
芸能本と侮るなかれ。ご本人のパブリックイメージに忠実な一冊ながら、本の構成や造りも良いし、なによりも内容が巧みです。もやっとした後味が...
「百合と腹巻」田辺聖子（ポプラ文庫）
5つの短篇が収録されています。 どの短篇も、人間の恋とおかしみが心地良くて気持ち良く楽しめます。とくに、勢いよくならべ立てられる河内...
「父の墓」吉田知子（新潮社）
30年前の短篇集。なかでも「冥王星」が、まがまがしく恐ろしく、多分、現在では発表されるのを躊躇われるような内容で、しかし名作。怖い。