「走る女たち」シャンティ・ソシーンスキー(日経BP社)



 現代の状況を思えば、ちょっと信じがたい気持もするが、女性がオリンピックのマラソンに出場出来るようになったのは、わずか26年前。それまでも、女性がマラソンを走ることが文字通り禁じられていた時代があった。そんな様々な時代と文化の中、それぞれの理由と必然をもって走る15人の女性についての本です。
 
 てんかんを持つ女性、乳がんと闘いながら走る女性、自らの哀しみと向かい合うため走る女性…。どの女性もそれぞれに個性が合って、でも、いわゆる優等生的な感じがする人はいません。未知の領域に挑む女性に興味がある人にお薦めです。

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