「良心をもたない人たち―25人に1人という恐怖」マーサ・スタウト(草思社)


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 平気で嘘をつき、他人を操る術に長け、それを誤魔化すことが上手で、すべての悪事の原因を他人に押しつけて己の利益を最優先させる。正体がばれると極端に攻撃的になるが、社会的には魅力的な好人物を装うことが巧みで、周囲の人物にその正体が分かることは少ない…そんないわゆる『サイコパス』についての解説書です。
 実際にそういった人物と関わった経験があるかないかで、読後の印象は全く違うと思います。具体例は時に読むのが辛いほどでした。が、この本はいたずらにそういう人物への恐怖を煽るだけでなく、具体的な対処法や希望も綴られています。途中で辛くなったひとも、ぜひ最後まで読んでほしい一冊です。

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