「オレたち14帝國Vol.9?裸の大将」(名古屋アポロシアター)

 本日は、「オレたち14帝國Vol.9?裸の大将」のために名古屋アポロシアターにやってきました。新婚生活とモンハンにお忙しい真夜さんが恋しくて、図々しくも前日からお泊りさせていただき、やまほどおしゃべりしてきました。まあわたしが一方的に某Kバンドさんについて語りたかったわけですが、真夜さんからは、かわりにjealkbをおすすめ頂きました。なんかこうグルグルとは真逆の意味で画面の隅々にまで真夜好みって書いてあるようなバンドですネ!(褒め言葉)。さんざ飲んだあとには手料理まで頂いて(手は入っていませんでした)、いっぱいおしゃべりした翌日に、のんびりと新栄にたどりついたのが開場直前。ここでいつもの圭木さんと再会。Twitterのほうでお世話になっているMさんともご挨拶させて頂きました。美人さんだと覚えておこうと思いました。
 客入りは相変わらず、こう、増えもせず、減りもせず…。固定客があることはいいことですが、元帥の活動が盛んになっているということで、そこからもうちょっとお客さんが増えてもいいと思うのだけど、駄目かしらん。ただ、いま元帥がやってることをわたしが見ていないので、そこからのお客さんが「オレたち14帝國」に流れてくるようなものをしているかどうかということは分らないなあ。しかしせめて、ライヒスリッターに来るお客さんはぜひこちらも…と思わずにいられない。とにかく、幻創論がたまらないですよ!かつての元帥の使い方よりも、大胆に、生々しく切りこんでくるような使い方なのですよね。そこが常に現在進行形な感じで、わたしはとても好きなのです。しかし、今日はタイトルが「裸の大将」ということで!全裸の大将放浪記ということで!(前後に余計なものをつけてみました)(捕まります)いやがおうにもわたしの期待は高まるというものです。わくわく。
 以下、式典の感想となります。東京で再演の告知は無かったのですが、可能性は無きにしもあらず。というわけで、ネタばれ防止として、続きを読むに保護色掲載をさせて頂きます。


 前半。議会派との戦闘が続くなか、前線より柊生元帥が帝都に帰還するとの報が入った。喜びいさんで元帥を迎える準備に勤しむ定光寺中将に対して、なぜか立花大将は、帝都を離れたところで元帥の帰還を見守りたいと告げ、姿を消す。そして不可思議なことに、中将は元帥の命により牢に捕らわれることに。それも元帥の命ならば、と従う中将だったが、続き、風間少佐も同じ獄につながれることとなる。立花大将の行方はしれないまま。元帥の意図はなにか。
 といった感じの前半。ご本人たちもおっしゃってましたが、短っ!(笑)風間少佐と定光寺中将が幻創論を語るくだりは、最近のお約束となりつつありますが、これが良いのは当り前です。その内容をあえて詳細に記述してないのは、なんかこう、記憶頼りなもので、間違ったことを書きたくないから(笑)。そして、わたしはいつもここらへんに、オレたち14帝國の矜持のようなものを感じます。バンドやっても、元帥がいなくても、少人数になっても、幻創論がある限り、それは14帝國なのだと。むしろ、なにもなくとも、その場所に立ち、幻創論を語る唇と、それを見守る存在さえあれば、そこに14帝國は生まれるのだと思います。それこそ、その姿を見守る人間の数だけ、幻創論は存在するということ。
 …しかしやっぱり、この前半が、もうちょっと長かったらもっと嬉しかったかも。だって、わたしの大好物「しっかり軍人の立ち位置で、一人称「私」の立花馨大将」ですよ?!15分くらい一人で喋ってくださっても、わたしはいっこうにかまいませんよ?(たぶん大将がかまう)わたしはそういう意味ですごく大将に夢を見ているので、幻創論を操りつつも、それに振り回されもする中将と風間少佐とはまた違った距離で、幻創論に対峙する立花大将という存在をすごく見たいのです。あれですね「未来からくる奴の話はいっこうに要領を得ん!」ってあれです、あれ。幻創論を否定もしないけれど、飲み込まれもしないあの立ち位置。ここらへんをいじったら、すごく面白いと思うんだけどなあ、シリアスの大将。
 オールナイト14。なんせ風間少佐と定光寺中将が牢に捕らわれたままですから、かわりに、春木大佐と加納中佐が登場しての変り種オールナイト14となりました。張り切ってタイトルコールする春木大佐がものすごくかわゆい。泣くな春木とか思いだしちゃった。しかし、今回、春木大佐がオールナイトの司会をしなくてはならないので、CMは無しね…という話になったときに、当然、加納中佐の猛反撃が。「カノーンあっての加納」って、わたしも何度思ったかわからないことを自分で言わなくても(いやその)。わたしとしては、CMが成り上り一色になるよりは、短いネタが続いたり、いっそイメージボーイが登場したりとかのほうが好きだったのですが、いまや、ね。もう、ね。ハルキングが素晴らしいからね!というわけで、やっぱりCMは欠かせないということで、春木大佐は途中降板で風間少佐と定光寺中将の登場となりました。ぱちぱち。待ち望んだCMの内容は、昨今のタイガーマスク運動ネタでした。小ネタ満載で、加納中佐は本当にカノーンに賭けてるんだなあというのがひしひしと伝わってくるカノーンさまでしたが、ここでもハルキングがやってくれたよ。少女時代に合わせて登場して「私は幼女時代!」って、笑えないから勘弁してよ!ネタな感じにならないから素敵過ぎますよ!ああ、わたしはもっともっとハルキングのこういうネタが見たい。草薙大佐のヲタネタは微笑ましくにこにこと見守れるのだけど、ハルキングはこのガチ加減が実にスリリングで良いなあ。ここのハルキングは普通に鬼畜だった。カノーンさまはただの善人だった(笑)。で、ここで、ハルキングがカノーンさまに対し「牢に入れておこう」と云ったので、もしや…と思ったのですが、やっぱり後半への布石でした。
 そして始まった後半。獄に入れられたのは痩せないと式典に出してもらえないからということで、中将はひたすらダイエットに励むことに。そしてその同じ獄にはカノーンさまもいたといううことで、「兄貴と呼ぼう!」というわけで「兄貴と私」の演奏。また、牢内でチョコレートの袋詰め作業を行ったあと、臣民に振る舞ったり(ロックアラウンドザクロックでございます!)しつつも、中将はそこで一冊のノートを見つける。そこに記されているのは「定光寺中将牢獄ダイエット」。不審に思いつつも、自分の欲しいもの(ポテトチップス…)を書いてみると、それがなぜか手元にやってくる。どうやら書いたものが具現化していくノートらしい。それを使って、牢を脱出し、立花大将を探す旅に出かけた風間少佐と定光寺中将だったが…。
 いやあ、とりあえず、ここまでは書かずにいたけれどもやっぱり書かなくてはいけないことを書きますね。「痩せてよ!中将!」(教えて元帥なノリで)。だから、いくらデーモン閣下ばりに頬にシャドウを入れたところで微妙にYMOになるだけで、痩せ効果にはつながってませんから。そもそも中将は、お顔にはあまり肉がついてないのだ。腹です、腹。男の軍服七難隠すだからいいけど、Tシャツとかだったらすごいものをみることになるだろうと思われます。我が楽屋にきたものはさらにおぞましきものを見るだろう的に。ああ、だから楽屋を知ってる風間少佐があんなに的確なコメントをするのだな…。わたしが書こうと思ってたこと、ぜんぶかわりに風間少佐が云ってくれました。ありがとうございます(最敬礼)。いやもう本当に、ムータンが太るのとはわけが違うのです。キャラが違うんですから、中将は太っちゃだめなのですよー…。しかもその肥りかたは病気になる肥りかたですよー…。そんな中将はポテチに牛乳を合わせるのが好き。油と脂肪と塩分と炭水化物という無敵の組み合わせですね!
 そして、そんな中将を厳しく鍛える看守として、ベストキャスティングな五藤中尉が!「似合ってますね」という風間少佐の一言が余計なくらいに似合ってて、というかオンブラッタのときからベースじゃなくて鞭もってませんでしたかと聞きたくなるくらいのハマりっぷり。中将に向かっての「黙れ豚野郎ッ」に倒れた。ああ、もう、あんなぺらぺらの鞭じゃなくて、馬上鞭とか贈りたい。キャットオブナインテイルでも可。ぜひぜひ音高く鳴らしていただきたい。にしても、お仕置きを受ける中将たちが膝をついているものだから、自然と見下し目線になって、それがまたあなた。お好きなかたにはたまらない。ああん、見下されたい(おまえか)。さすがは、オレたち14帝國のドエス枠を一手に引き受ける五藤中尉です。これからも引き続きその調子でよろしくお願いします。
 しかしそんな五藤中尉も、幻創論ノートの威力には逆らえず「五藤中尉がコマネチ」という恐ろしい大いなる意思を具現化することに。真夜さんは「あんな奇麗なコマネチ初めて見た…ていうか奇麗って形容詞をコマネチに使ったのも初めて…」ととろけていましたが、わたしとしましても、始祖たるビートたけし師匠は別格として、あんな奇麗なコマネチは見たことがありません。ていうかコマネチの黄金律を見た気がします。コマネチに黄金律があるかどうかは謎ですが。
 それにしてもノートに書いたことがすべて本当になるってそれなんてドリムノートな感じですが、それを使いながら、大将を探し続ける後半の馬鹿な展開(褒め言葉)はとても楽しかったです。ああそうかなるほど、こんな感じになっちゃうんだ。徹夜した夜の3時くらいから夜明け前が実にいい感じってわかる気がする…。夜中のチャットも同じですネ。なので、内容としてはすごくくだらない(褒め言葉)流れですが、この試行錯誤感がとても新鮮で面白かったです。これはある意味で元帥はやらない幻創論です(笑)。オレたちの後半は、こうやって小さいネタをどんどんちりばめて勢いで進めていく感じなので、ひとつふたつ当たりがあれば大満足にツボにはまる感じがします。これはDVDで見ても伝わりにくい感で、ましてや感想では分かっていただけないかと思うのがいつもはがゆいです。今回、わたしは春木大佐の「あんたー!」に大満足。刑事ものには必要ですよね、情婦の泣き声。「太陽に吠えろ」とか「特捜最前線」とかで垣間見た大人の世界です。あれでスリップ姿で赤いルージュとかつけてくれてたら(頭にカーラーでもいいよ!)だったりしたら、わたし、ハルキストに鞍替えしたかもしれません。大将は、軍服の上に着るからサイズが合うのが難しかったのかもしれませんが、もっとちゃんとしたトレンチコートとか着せてあげたかった…(そんなところにこだわるのはわたしだけでしょうか)。
 そして最終的には牢に戻った風間少佐と定光寺中将による、元帥の意図の推察とそれにともなう幻創論の再構築でまとめられたわけですが、ここ、良かったですよね。オレたちの、とくに、元帥の復活が見えてきた頃からの、物質世界とリンクしているようでずれているようできわきわを撫でていくような、この幻創論の扱いがわたしは好きでたまりません。まあ、中将の「すべてだ」には、なんといいますか、こうお腹いっぱいというか…あの笑顔を見たらもうなんにも言えなくなるかな…とか…。元帥が自分以外の人間が幻創論を施行するのを嫌って、風間少佐と定光寺中将を牢に閉じ込めたとしても、いま現在の元帥のそばには、幻創論などと関わりのない定光寺中将がいる。そして同時に、牢の中でも定光寺中将は、筆を持つことが出来、世界は無限に重なり合い、平行に存在する多重空間となる。それってとても、ぞくぞくするイメージではないですか。
 そんな感じで、今回の式典、そこかしこに楽しめる部分が準備され、わたしはとても楽しかったです。前半が短かったせいもあり、ちょっと小粒感は否めませんが、いつもと変わらない長さだったと思えば、それなりに凝縮された内容だったんだなと思います。物販で「今回のDVDを下さい」とか口走ったくらいに気に入りました。まあ、個人的には「ちっとも大将主役じゃないじゃん!」というあたりはクレームつけたいですけどね(笑)。じゃあ誰が主役かと問われたら、それはそれでちょっと困りもしますが…。いちばん印象深かったのは五藤中尉かもしれないし…。しかしあのひとはいつも影の主役かもしれん。大将の活躍は次回以降に期待するしかないのかもしれませんが、もうちょっと素敵大将を見たかったな。
 式典終了後は、真夜さんと圭木さんといつものように打ち上げ。ここでもいろんなことをおしゃべりできましたが、とても楽しかったです。オレたち14帝國の次回の予定は残念ながらまだ発表されていないのですが、夏以降かなあ…と予想します。それまでにも14帝國の世界に触れることはあるかも知れませんが、とりあえずいまのわたしの一押しがオレたち14帝國なのには変わりがありませんので、次の式典をただ楽しみにしたいと思っています。みたいなー。

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