「鍋の中」村田喜代子(文春文庫)
表題作は、黒澤明の「八月の狂想曲」の原作になっています。芥川賞受賞作、といかにも純文学ぽい雰囲気ではありますが、収められた作品どれにも、...
読書とか音楽とか日々のつれづれについて。
表題作は、黒澤明の「八月の狂想曲」の原作になっています。芥川賞受賞作、といかにも純文学ぽい雰囲気ではありますが、収められた作品どれにも、...
女性作家三人によるベトナム旅行記です。 雁須磨子のページがもっと多かったら嬉しかったかな。そう。今までカラーがいまいち下手とか云って...
いつでもハズれはない吉野朔実の短編。それが6編も入っていて、途中で休憩が必要だったほど中身の濃さに酔いました。本当に構成の技巧のひとだ...
{:rn:}{:rn:}{:rn:} 高名な心理学者である著者が、世界各国の童話や小説、マンガに登場する猫の姿について解説するエッセイ。正直...
わたしにとってのいとうせいこうはかの名作「ノーライフキング」を書いただけで神なのですが、この本はベランダでの園芸生活を楽しむ著者の「ベ...
これも正直云って「こんなにうまくなったんだ榎本ナリコ」と思いました。 少女マンガに欠かせない繊細さと遠くへの憧れ、せつない恋が、ちゃ...
森園みるくといえば、レディースコミックですが、まともに読んだのはこれが初めてかも。 原作者が村崎百郎でなかったら手に取らなかったと思...
わたしはこのひとの初期作「夜を超える」を読んだことがあるのですが、その頃に比べると格段に巧くなったなあというのが第一印象です。 ...
イタリアの下町の風情が残る町で、大人たちが知らないこどもたちだけの秘密基地が出来ました。最初、そこで行われていたのは他愛のないじゃれあ...
不謹慎ながら、ほら、こんな連載するから久世光彦のほうが死んじゃったじゃないかと涙しました。眠たげに語られる森繁久弥の思い出や芸人論、美...