ルパン三世PART5第15話「ルパンと彼女の関係」感想

 ルパン三世PART5第15話「ルパンと彼女の関係」の感想です。公式サイトによるあらすじはこちら(URL) 。(わたしはhuluにて視聴しています)以下の感想は、完全にネタバレですので、大丈夫な方のみご覧ください。どうぞ!

 今回はアバンなし。前回ラストのドルマの弓で腹部を射抜かれたルパンの場面から始まります。床に倒れ伏しているルパンにその名を呼びながら駆け寄るアミ。一方、ドルマもまたルパンの仕業でワイヤーに縛られ倒れているマックのそばに行き、聞きなれぬ「クーガ」という名前で呼びます。アミは、ドルマを動揺して問い詰めようとしますが、ドルマはどこかさみしげに微笑んで「ありがとう、でももう遅いのだ」と答えるのみ。そこに駆け付ける衛兵たち。ルパンは苦しい息でアミに逃げるように言いますが、アミは毅然と「逃げるなら一緒に」と答えるのでした。

 しかし肝心のネットにはアクセスできず、万事休すかと思われたそのときに、煙幕が張られ、峰不二子が現れます。そのまま、ルパンを抱え上げ、あっという間に王宮から脱出する不二子。その胸元には、あの「血と涙の雫」が揺れていました。ルパンをお姫さまだっこで抱え上げただけでも驚いたけど、そのままアミも首にしがみつかせている不二子ちゃんってすごいね。

 反乱軍は、国王とシェイクハンズ社の代表ふたりの姿を求めて、シェイクハンズ社のオフィスに突入しますが、そこはすでにもぬけの殻でした。国王に退位をしてもらわなければ王権の交代はならないと焦る将軍たちですが、反乱軍の親玉たる大司教は「逃がさなければよいだけのこと」と、街に戒厳令を敷くことを命じます。

 そして場面は、戒厳令が敷かれたことを知らせるサイレンが不気味に響く街の中。不二子はアミとルパンが乗ったサイドカー付きのバイクを走らせつつ、いまの状況を「外に出ている人間はすべて敵ってわけ」とアミに教えます。しかし、その状況でも、不二子は最高のバイクテクニックで軍隊からみごとに逃げおおせて見せるので、さすがのアミも「すごい……」と息を飲みます。こういうとこ、不二子らしいっちゃらしいけど、同時にルパンっぽくもあるよねえ……。

 また、戒厳令を告げるサイレンは、ルパンを待つ次元と五エ門のもとにも響いてきます。車の外にふたりで立ってるってことは、ルパンのことを待ちかねてたのかな。そして、そこにも軍人らしい二人組がやってきますが、ここは五エ門がみごとに収めてふたりは無事に逃げ出します。女性兵士のランチャーがバラバラになったあと「無益な殺生はせぬ」と刀を納める五エ門は、なんかもうずるいくらいにカッコいい。その見せ場を次元さんにも欲しい(笑)。でも、ここのふたりの阿吽の呼吸な感じはいいですね。

 一方、王宮ではドルマと大司教が対峙しています。会話の内容から、ドルマは国王を殺さないことを条件にあえて大司教の案に乗り、傀儡の女王になることを承諾したこと、同時に、アミのことを案じていることが分かります。そして、回想で明かされるマックとのやりとり。大国に翻弄される内乱続きの小国の出身であったマックは、パダールを同じ目に合わせたくないと、ドルマに傀儡の女王となることを提案したのです。そして、ドルマはそれを承諾するかわりに、マックの真実の名前「クーガ」を知り、自分の最初の家臣、最初の味方になるよう命じたのでした。そしていまも「わたしの心はあなたと共にあります」とドルマの前で膝を折るマック。それにドルマは「頼むぞ。わたしの初めての味方」と微笑むのでした。

 ……正直言って、最初にこのくだりを見たときは、大司教があまりにも分かりやすい悪党だったこともあって、マックがドルマをだましてるようにしか見えなかったんですが、違うの?だって、内乱を避けたいというマックの言葉はもっともらしく聞こえるけれど、どう考えても大司教はドルマとの約束を守るようなタマではないし、お姫様のドルマはともかくCIAの職員であるマックにそれが分からないわけもない。だいたい、ドルマはなんでそんなにマックを信用しちゃうのかなあ……。でも、いつぞやの踊るドルマを見つめるマックの表情は、本物の崇拝であったようにも思える。分からないなあ。

 さて、不二子はケガをしたルパンを抱えて、街の廃屋に入り込みます。ルパンは「おれはおいてけ。なんとかなる……」とうめきますが、不二子は「けが人は黙ってて」とぴしゃり。そして、手当をする間ルパンを押さえる役割を任されたアミ。上半身裸のその姿にちょっと頬を染め、遠慮がちにルパンに触れるのですが、不二子に「死ぬ気で押さえて!」と一喝されるのでした。そして、そこでも、ルパンを救うために冷静に怪我の手当てをする不二子。その様子を見たアミは、なにかを感じたようでした。

 やがて、矢は無事に抜いたものの、ろくな毛布もない場所で、ルパンは寒さに震えながら眠っています。それを見て、不二子は服を脱ぎ捨て一糸まとわぬ姿となって眠るルパンに寄り添うのでした。この場面、隣のソファでうたたた寝しているアミのぼんやりとした目線のみで表現しているのが露骨でなくていいですね。Aパートはここまで。

 続くBパートの冒頭は、回想シーンというか、おそらくはルパンの見ている過去の夢。空飛ぶ海賊船に乗り込んだ、ルパンと不二子がまだ幸せな恋人同士だったころの様子のようです。マジとジョークの境目をさまようような言葉遊びでじゃれあいつつも、やさしく抱き合い、キスする場面は、とても素敵。思えば、このふたりのこんな場面はけっこう珍しいのではないでしょうか。いつもだったら、不二子はルパンに唇を許さないでしょ。でも、そういうやりとりももう通り過ごした蜜月のころなのかなあ。そして、ルパンはこんな風に女の子にキスするんだーと思って、ルパンファンのわたしはたいへんドキドキしました。ごちそうさまでした。夜が明けたころのルパンの笑みが幸せそうでね……。

 翌朝、アミは扉を閉めるのも忘れて、不二子に「どうして別れたの?」と聞きますが、もちろん不二子は「大人の事情に首を突っ込むもんじゃないわ」とにべもありません。しかし、ここのアミの台詞、すごくいいですね。「ルパンはいつも笑ったり怒ったり忙しいひとだけど、哀しい顔ってしない。でも不二子の話をするときだけは、すこし哀しそうにする」。アミちゃんがルパンのことをずっと見ているからこその言葉。そしてその言葉を聞くときの不二子の横顔の美しいこと。しかし、すでにこの廃屋も、安全な場所ではなくなっていたのでした。

 一方、こちらはホテルでざるそばを食べている次元と五エ門。銭形も食べてたし、PART5はざるそば推しなのか。ルパンと連絡が取れずにイライラしている次元に対し、五エ門は「ルパンのことだ、なんとかするだろう」と一言で答えます。そりゃそうだけどよう……とぼやく次元でしたが、五エ門が「前にもこんなことがあった。だが、ルパンはいつも切り抜けてきた。それがしたちの助けなどなくとも」と言うのを聞いて「おい、五エ門」と顔色を変えます。しかしそれでも「ルパンさえいれば、我々は必要ないのではないか」とつぶやく五エ門の顔ときたら。

 ここ、すごいですよね。こんなこと五エ門に言わせちゃうんですね!ルパンがいなくなってイライラしてるのは次元だけど、ダメージを受けているのは五エ門という感じがします。もちろん、ここの彼らはルパンの現状など知る由もないのですが、五エ門のこの素直さと率直さに驚きました。PART5の五エ門ってキャラが立ってるなあ。そしてもちろん、そんな五エ門を見て言葉が出ない次元さんもまた。ここの次元は目こそ見えないものの、髭の感じとか口元がすごく端正でイケメンだと思いました。

 さて、パダール王国にはヤタくんと銭形警部も到着しました。そして、舞台はパダール王国の空に浮かぶ飛行船に映ります。不二子もつながっていたあのシェイクハンズ社のリーが、SNSの力を利用し、クーデターを予知することで国王を助けたようです。しかし国王陛下、ドルマにそっくりですな(顔が)。

 国王を救ったのはシェイクハンズ社の提供するSNSアプリ「ヒトログ」というものだったようです。その内容を問われ「たいまつだよ」と答えたのは、あのエンゾです。「この世の闇をすべて照らし出す」とうそぶくエンゾ。そして、その「すべての闇が失われたら、世界の国は半分になる」との意味深な言葉に驚く国王。しかし、エンゾはただ歯をむき出して笑うだけです。すごみがありますね。

 そして軍隊に周囲を包囲されたアミと不二子はルパンを抱えて逃避行へ。警官たちは彼女たちを追いますが、その上には飛行船が監視するかのように浮いています(ちょっと“ルパンゲーム”のドローンファイターを思い出しました)。軍のネットをハッキングして状況を把握し、情報を手に入れたアミに不二子は「やるじゃない、相棒」と声をかけます。これ、言われたときのアミの可愛いこと!そしておそらくは、この言葉がアミに与える影響もまた不二子は分かってるんだろうなあ……。

 やがて不二子は、前方から現れたトラックに手りゅう弾を投げ込むようアミに命じます。戸惑いつつもやってのけたアミに、不二子は「アミ、ありがと。あんたはいま、ルパンとわたしと自分自身を救ったのよ」と言ってのけます。これもまたすごいひとたらし。不二子すごい。

 しかしそれでも増える一方の追っ手をよけて、不二子たちは森の奥深くに入り込みます。サイドカーを切り離し、身軽になって別行動をとろうとする不二子に、一人で逃げる気?と動揺するアミ。しかし不二子は「忠告してあげるわ。助かりたいなら、草むらにでも隠れてずっと動かないことね。あなたたちにできるのはせいぜいそのていどよ」と明るく言ってのけるのです。それを聞いて「峰不二子!せっかく見直しかけてたのに、やっぱり最低の女だった!ルパンをフって、わたしたちを見捨てて、自分勝手な女!」と罵るアミ。でも、不二子はあっさりと「言ったはずよ。欲望に素直な女だって」とウィンクして答えて去るのです。でも、その不二子の胸元にはあの「血と涙の雫」がこれみよがしに揺れているのでした。

 いやあ、アミちゃんの真っ正直さとかわいらしさがまぶしいほどの名場面ですね!「せっかく見直しかけてたのに」とか言っちゃうんだもん、すっごく可愛い。そして親切にアミたちが敵をやり過ごす方法までさりげなく教えてたり、あまつさえ自分がおとりになってるとか、不二子ちゃんってこんなに尽くす女だったっけ?という気分になりましたよ。

 しかしそうやって、不二子が敵を引き寄せている間、アミもまたルパンを守るために必死です。やがてそこにも追っ手が……。不二子もまた、森のはずれの小屋にまで追い詰められます。それでも隊長に取引を持ちかけますが、どうやら相手はまともに取り合うつもりもはないようです。不二子に迫る危機。しかしそこに、国王軍の反撃が始まったとの知らせが入り、現場は混乱します。さらに上空から迫る飛行船に、退避を余儀なくされる兵隊たち。

 そして、そのなかで不二子のいる小屋に一目散に走る兵隊の姿がありました。もちろん、それはルパンの変装でした。どうやら追い詰められたときに逆に敵を捕まえてその姿をもらったようです。ここ、「不二子!」と呼ばれて、いっしゅんキョトンとしちゃう不二子がすごく可愛かった。しかし、傷を負っているルパンはまともに走ることも困難なようです。そして、その必死な様子を遠くから見て「やっぱり好きなんじゃない」とつぶやくアミちゃんも可愛いですね。

 しかし小屋に近づくルパンに対し、不二子は「来るな!」と一喝します。本気で怒ってるの。いつものあのたおやかな女言葉が消えてる。「答えろ、ルパン。わたしは、あんたの、なに?」沈黙のまま、対峙するふたり。ルパンに向けて銃の狙いをつける兵隊。急降下する飛行船。そんなぎりぎりの状況で、ルパンは「不二子。おまえは、おれの……」と言いかけて、そのまま不二子のもとに駆け寄り、飛行船が不時着したところで、幕。

 次回予告。担当は次元さん。どうやらついに戦争が始まったよう。イカサマの即位式(アミがドルマに化けてる?)、ドルマに突き付けられる銃、向かい合うドルマとアミ、帽子に手をやる次元、ドルマの目に浮かんだ涙……などの場面がありました。「なあ出て来いよ。お宝は目の前だぜ」って次元さんのセリフがカッコいい……とか思ってたら、次回タイトルが「初恋の話をしよう」。で、「恋だあ?ふざけるのもたいがいにしろ」という次元さんの言葉で終わりました。すごく驚いた。

 というわけで第15話でした。いやあ、起承転結で言えばまさに「転」。目まぐるしい展開の中でもタイトル通り、第1エピソードからの流れでもあるルパンと不二子の関係性に迫った回でしたね。さてはこの第3エピソードの肝はそこか、といまごろ深く納得した次第です。個人的にはアミちゃんの成長譚でもあると思いますが。

 わたしとしては、ルパンと不二子がこんなにまともに恋愛しているのを見たのは初めてなくらいの気分なので、すごくドキドキしました。正直言って、最後の最後で、不二子が「わたしはあんたのなに?」と叫んだときには、うわ、メンドくさと思ったのですが(ごめんなさいごめんなさい)、このメンドくささこそが、まさに「女」なのですよなー。ルパンが「男」であるように不二子は「女」なのだ。言葉が欲しいの。確証が必要なの。でも、それはたぶんフツーの愛の言葉ではなく(ルパンはその類の言葉を出し惜しみするひとではないから)、もっとちゃんとしたもの。プロポーズではなく、でも自分がルパンにとって特別ななにかであると不二子が納得できるような言葉なんじゃないかとわたしは勝手に推測します。

 しかしそんなものをあの不二子が必要とするなんて、やっぱりルパンは不二子を裏切ったりしたのかな?と思わないでもありません。でもたとえば別の女となんかあったくらいでギリギリするような不二子とは思えない。おそらくは単純な裏切りよりもずっと不二子にとっては許せないようなこと、不二子ではない別の存在をルパンが選んだ瞬間があったのかな。そこまで考えたわたしは、あくまでオフザケの楽しい回だった第11話を思い出したのでした。「結局、わたしより友達を選ぶんじゃない!」って、あのセリフを書いたのも大河内さんだったな……。やっぱそこのあたりかなー……。

 しかし、不二子にしてみれば、せっかく自分がおとりになってまで逃がそうとしたのに、大怪我をした身体で自分を救おうとするルパンを見て、腹が立ったんでしょうね。たぶん、久しぶりに長い時間を過ごしたあとでもあったから、いろいろ昂ぶっちゃったのかな。そこまでするくせに、自分の欲しい言葉をくれなかったルパン。そういうことかなあ。そして、あそこまでのぎりぎりの瀬戸際でも、まずは不二子のもとへ駆け寄ることでその問いに答えようとしてるルパンもまた、どうしようもなく「男」だと思います。言葉ではなく行動で現そうとしてるんですよね。不二子が求めてるのは回答であって、過程ではないのに。

 でもそうなると、不二子はルパンがなんと言えば満足するんでしょうね。そんな女の謎は女のわたしにも分からない。たぶん不二子自身も分からないんじゃないかな……。

 でもこのPART5が始まって以来、(連続話では)ずっとただ、ミステリアスでカッコよいファムファタールだった峰不二子が、初めて生身のひとりの女になったような場面でもありました。柔らかい女言葉をかなぐり捨てたことからもそれは感じました。それが峰不二子というキャラクターにとって正解かどうかは今後の展開で分かる気がします。

 まあ、あくまで新ル世代のわたしとしては、ルパンと不二子には「ふーじこちゃん」「ルパーン」なあの関係がいちばん見てて安心できるのは確かなんですが、2018年のルパン三世は、あのふたりをどういうかたちで落ち着かせるのか、楽しみに待ちたいです。

 そしてパダールの反乱について。これ、マックがわたしが思っているような悪人かそれとも善人か、あるいは悪人だけどドルマにはほだされている部分があって土壇場で逆転しちゃうかによって、話が全然変わってきますよね。CIAとシェイクハンズ社の関係も未知数だし。もちろん、マックが普通に善人でドルマの嘘偽りない騎士だったらわたしはマックに土下座するしかないんですが、どうだろう。

 そして気になるのは、この話で初めて本格的に登場した、エンゾ・ブロン。シェイクハンズ社ってどう考えても、グーグルとフェイスブックが悪魔合体したような存在だと思うのですが、このエンゾは、ラリー・ペイジやザッカーバーグとはまた違う個性の持ち主のよう。現実世界のわたしたちは、グーグルの「Don’t be Evil」の行き着く先をまだ知りませんが、エンゾの描く未来にはなにが浮かび、それがルパンの前にどう立ち塞がるのでしょうか。なんかこのひと怖いんだよ……。

 あと、今回お留守番組の次元と五エ門について。あのですね、同じことを疑問に思ったひとは多いんじゃないかと思うんですが、不二子もアミも、なんで次元さんに連絡を取らないんですか。ネットが死んでるからスマホ繋がらないのかな?でも、そもそもルパンが単独でパダールに来てるわけはないんだから、いるのは分かってるよね。連絡さえつけば、世界最強の用心棒が、しかも二人も飛んでくるはずなのに。

 しかし当の世界最強の用心棒たちは、自分たちはルパンに必要ないのでは、と心配してるとか、せつない通り越して可愛くないかこれ。いや、むしろ可哀想。そんなことないよ!って早くルパンさんから態度で現して欲しい。とくに五エ門がメンタルやられてる感があるので早めにお願いします。次元さんは自分も立派にイライラしてたくせに、五エ門があんな可愛いこと言ったとたん、五エ門の方を心配する感じになったので、本当にいいひとだと思います。次元さんは「ルパンはひとりでもやっていける?当たり前だろ」とか思ってそうだ。でも、そんなルパンなのにもかかわらず、自分たちを頼ってくると嬉しくなっちゃうんだろうな。この場合、どう考えても重症なのは次元さんの方ですね。

 そして次回。題名がまたびっくりですが(個人的には「“ルパン”を棄てた男」以来の衝撃です)、えーとこれはもしかして、ルパンが不二子の問いに答えるかたちで「おまえはおれの初恋の相手だよ」とか言っちゃうのかな。女遊びは星の数ほどしたけれど、恋をしたのはおまえが初めてとかいう感じで(まあ、順当なとこでは、はっきり答えないまま終わる、次点で「おれの女」「愛している女」、最悪なところで「ルパン四世を生む女」とかどうですか。わたしふざけすぎですか)。それとも不二子ちゃんが言ったりして。

 もちろん、アミちゃんのルパンへの初恋は当然なんですが、もしかしたらドルマのマックへの淡い想いだったりするのかな。いや、そんなものでもなければあそこまでマックを信頼するかな?と思わないでもなくて(それともマックのドルマへの思いが初恋だったらどうしよう。おまわりさんこっちです←もしマックが普通のいいひとだったらわたし本当に土下座ものじゃないですかね)。なにより、アミとドルマのふたりがまた笑えたらいいなあ。

 いろいろと気になることは多いですが、もっともらしいことをあれこれ考えても、わたしは結局、単純なルパンファンなので、早いとこルパンに回復して元気になってもらい、センチなところはほどほどにして、あとはただもう大活躍して欲しい気持ちばかりです。危機があるからこそ、そこからの復活が光り輝く理屈は分かっていても、苦しむルパンを見るのは辛いお子さまで申し訳ない。だからこそ、エンゾはとても怖い。なんかこのひとはルパンから大事なものを奪っていきそうだ……。

 しかしこのエピソードは次で終わりかなあ。エンゾ対ルパンは最終エピソードだと思うので、あと三話くらい単発話がある感じですかね。そろそろ次元回よろしくお願いします。わたし、PART5こんなに大好きなのに、いまだにがっつり次元さんの見せ場がある話が無いのが、唯一のせつないとこなのです。このままではわたしのなかのPART5の次元回が「天才金庫」になってしまうので、それはなんとかしたいところです。

 それにしても今回も感想長くなってしまった……。いつものことと言われそうですが、本編を拾った感想より、そこからの勝手な解釈が長くなりました。で、あれこれ考えた予想は外れてあとで顔真っ赤になるまでがお約束です。とりあえず、マックに土下座する準備はしておこう……。

 そんな自分のための覚書のような感想ですが、どなたかが読んで下さって拍手などで反応を頂けるのをいつもとても嬉しく思ってます。この調子で最終回までいっしょにPART5を楽しんでいけたら幸いです。残り9話、どうぞよろしくお願いします。ありがとうございました!

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