「DEMON’S ROCK EXPO」デーモン小暮閣下(Zepp Osaka)

 さて、いよいよ今日は、「DEMON’S ROCK EXPO」の中日。Zepp Osakaでございます。真夜さんとは昼過ぎに別れて、のんびり大阪へ向かいました。アーバンライナーを使うつもりだったのに、名古屋駅で迷って(どうして?とか聞くな。くさてるだからとしか答えられないから)、結局、新幹線に。早く着きすぎるかなーと思ったけれど、着いてからの乗換えがあったので、ちょうど開場時間直前に、Zepp Osakaに到着することが出来ました。ここでもマスク着用率は高かったのですが、感激したのは、完全コスのメイク信者さんのなかにもマスク着用者のかたがちゃんといたこと。メイクがよれてしまうかもしれないことよりも、閣下のお言葉を優先されているその姿勢が素敵だと思いました。

 さて、今回、わたしはかなりの良席をゲットすることが出来たのですが、会場内に入って、場所を確認すると、そのあまりにもあまりな、ステージとの近さに、始まる前から激しく動揺。近い、近すぎる。なんだかもう手が震える思いでした。ぼーっとしているうちに、あっという間に開演時間に。

 閣下による前説で「名古屋での公演にチューンアップを加え」の一言に、思わずにこっとしてしまいます。やっぱり、もたついた部分があったのを気にしてるんだなーと。そこが可愛い。さらにOPの決めの一言は「そうだ、せんとくんにしよう」でしたよ(笑)。

 懸念の一曲目「SING LIKE A HUG」は、名古屋での悲劇が繰り返されることなく(でもやっぱり難しいんだろうなあ)、危なげなくこなされたのですが、紗幕が落ちて二曲目になったとたん。閣下が近すぎます。もう、なんていうか、見蕩れた。なに、この美しい生き物。閣下は、美しい。分かってたけど、すごく、綺麗。感動とか感激よりも、見蕩れちゃって、もうもう。モニターに足をかけたときの、あの太もものライン!天然モノのむっちり加減が、素晴らしいです。綺麗綺麗。閣下綺麗。やはり二回目とあっては、流れが飲み込めてるので、より安心して全体を見回して楽しむことが出来るのですが、ごめん、もう最初は閣下しか見てなかった。上手寄りだったので、喧太さんにもたっぷり目がいくようになりましたが、なんていうかな。喧ちゃん、エロい。綺麗なんだけど、エロい。真夜さんが名古屋で「わたし今まで喧ちゃん綺麗とか思ったことなかったのに」といぶかしがっていましたが、近くで見たら、その理由が分かったよ。あのね、ヒゲと、腰周りにあるたっぷりの布がひらひら揺れてたから、それだと思う。そういえば、メンバーといえば、メンバー紹介にて、「指定されたリズムでソロを弾く」というお題での、松崎さまの「ボレロ」が超絶に美しかった…。なんだろうこのひと…。
 
 閣下もMCで「ハイなんだ」と言ってましたが、それも納得の、コンディションの良さと声の伸びにひたすらうっとりです。しかし、アンダースのアレンジの難しさを語るときに「普通だったら、1,2,3で始まるところが、1番と2番で1,2,3,4とずれたりするんだ。だから我輩は諸君らの前でカッコよく決めながらも、小さく1,2,3,4と…(笑)」と、お茶目な打ち明け話をしたところで、雷電殿下を振り返り「そこが付き合いの長いだけ分かってるよね!雷電は、そのタイミングが違うところは、わざわざ我輩に合わせて、あえてこ・こ・で・す・よ!と鳴らしてくれてるんだ、譜面にもないのに(笑)」萌えた萌えた萌えた。殿下と閣下こみで萌えた。そこまでしてもらって、うまく乗り越えたあとで、続きを忘れる閣下にも萌えた。どうしてみんなそんなに閣下が大好きなの!嬉しいよ、本当に。また、「地上の星」は名古屋に引き続き、素晴らしかったです。後25回聞いてもいい。

 閣下も大阪は盛り上がると云って、ビデオ撮りはここでしたかったと会場を沸かせていましたが、うん、わたしは東京で閣下のソロを見たことがないので比較はできないけど、やっぱり大阪は盛り上がりますね。ていうか、お客さんのツッコミが常に容赦なく、閣下もそれに負けじとやりかえすような真剣勝負めいたものも感じる。今回は名古屋とは一部、構成を変更していて、フリーザのテーマが前半に持ってこられていたのですが、そこでもフリーザを「緑色」という閣下に場内が大ブーイング。もらった資料は緑だったのに…とぶつぶつ云う閣下でしたが、それはおそらくピッコロかセルを見せられたと思われます。ていうか、閣下は本当にちゃんとドラゴンボールを見たことがないのだな…。そんな緑色じゃないフリーザのテーマ曲「ただ凍えるだけのエレジー」は、聖飢魔llぽくって、重たく、カッコいい一曲です。音源で聞きたい。

 そういえば、閣下が横綱朝青龍について、「蹴った」と批判されているが、それは立派な相撲の技のひとつであることを熱く語っておられました。そこで、ギターの喧ちゃんを相手に実演してみせたのですが、太ももから膝の動きを説明しなくてはいけないのですね。その強調された動きだけでも、これは何のおかずですかという感じだったのですが、羽織っている衣装の裾が長いもので、腰がどうしても隠れてしまう。それを「うっとおしいな」とめくるんだけど、すぐ落ちちゃう。とうとう喧ちゃんが手伝ってめくると閣下はひとこと「いやん」。へたりこんで座って爆笑する喧ちゃんと閣下。いいものを見た。キシリア様にもお伝えしたい。

 そして懸案の、観客参加型コーナー「キミこそミュージカルスターだ」ですが、これがやってることは変わりないのに、非常にさくさくと進み(閣下のMCが少なかったせいかもしれん)、名古屋ほどグダった印象は受けなかったです。そしてここでも、閣下のお客さんの達者ぶりは異常。大阪だけにアベレージも高いのでしょうが、空気も読むけど、はしゃぎもして、なにより楽しそうにステージ上で振舞って笑いもとるって、すごいなあ、本当に。
 
 そんな風にしっかりと楽しんでいましたが、とにかく近いだけに、閣下の存在がひしひしと伝わってくるのが、奇妙なほどに現実感がありませんでした。夢みたい。あり得ないことみたい。閣下のあのいでたちが、さらにそう思わせるのかもしれません。わたしに分かるのは、この稀有な存在をわたしが本当に好きだということだけ。それだけ。「縁」では、獣木野生の「花の贈りもの」(「THEWORLD」二巻収録)の、テレビのニュースキャスターに恋して人間になった一輪の花、バイオレットの台詞を思い出していました。「あなたの存在がわたしをこんな遠くまで連れてきてくれたのです」。そう、わたしもまた、それだけはお礼を云いたい。そして、閣下の幸せを祈ります。いま、こうやってステージの上にいる閣下には、たくさんの素敵な仲間がいる。それが嬉しいです。アンコールで出てきたときに、メンバーみんなが今回のツアーグッズである「I [:ハート:]DK」シャツを着て、笑顔で現れた瞬間に、嬉しくて涙が出そうになりました。うん、みんなが閣下を大好き。

 非常に楽しいライブでした。ただもう、閣下が近すぎて、わたしとしては夢のよう。嬉しい夢というより、現実感の無さが、まさに、夢。目が覚めたら終わってしまうことかもしれないけれど、実際の夢と違って、記憶にはより鮮明に残る。それが大事なのだと思います。最後の閣下の水吹きも、いっぱい浴びることが出来ました。すごく嬉しい。本当に、わたしには閣下がいると強く思いました。ありがとう、デーモン小暮閣下。大好きです。

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