TVシリーズPART1(旧ル)ジゲフジセレクション

 閲覧前のご注意です。

・なにを持ってジゲフジ場面と判断するかについては、すべてわたし(とりこ。)の独断と偏見と妄想によります。
・よって、ふたりの会話、接触場面が基本的なものとなりますが、単にたがいのことに言及したり、同じ場面に存在して隣に立っているレベルのものまで拾っていることもあります。
・該当場面が見当たらない話は題名のみ記載しています。また、「この場面はとてもジゲフジなのに記載されていない」とお思いの箇所がありましたら、ぜひぜひ拍手あるいはメールフォームでお知らせください。ええ、わたしも、もっとあると思うんですよ。
・各場面の紹介のあとに付している数字は、OPからの経過時間(参考配信:NETFLIX)です。あくまで目安ていどですが、ご視聴の際の参考にしてください。
・ここではジゲフジ場面のみの感想ですが、過去に全体的な感想を書いている話には感想へのリンクを張っています。よければどうぞ。
・とうぜんですが、すべて本篇のネタバレとなります。ご注意ください。

☆☆☆☆☆

第1話「ルパンは燃えているか……!?」(感想

次元「おまえの恋人? あの女はどうやらホテルミラクルに忍び込んだらしいぜ……その後の連絡はないが、ま、うまくやってるだろう」(2:26前後)
 
 これがアニメ「ルパン三世」で次元さんが初めて不二子ちゃんに言及するシーン。当然ですが、ルパンの女扱いです。声が若々しくて素敵すぎる。次元はルパンの相棒として、不二子ちゃんとも共同戦線を張ってるわけですね。ときめく。

次元「ルパン、ちょいと雲行きがおかしいんだ。彼女からの連絡が途切れてもう三十分たつ」(6:20前後)
 
 次元さんが不二子に言及する二番目のシーン。“彼女”って呼び方が新鮮ですね。しかし、4分前には、上手くやってるだろう、なんてのんきに言ってたくせに、心配してる! ルパンはたいして気にしてないので、「おい、なんていう言い草だ」と次元さんはちょっとおかんむり。心配してる!(二回目)

次元「よう赤ずきんちゃん。スコーピオンのお城の居心地はどうだった?」(17:30前後)

  これがアニメ「ルパン三世」での初ジゲフジツーショット。この頃はまだ次元さんもツンケンせずに気軽に不二子ちゃんと接している感じですね。「赤ずきんちゃん」なんて呼びかける次元さんが可愛いし、不二子ちゃんのピンクのコートも超可愛い。まあその後ろ手にはトンカチが握られているわけですが。突然の物理攻撃。この後、ラスト近くの場面では、次元さんは後ろ手に縛られた姿で登場するんですが、ルパンにちゃんと助けてもらったかな……(心配)

第2話「魔術師と呼ばれた男」(感想)

次元「やな歌だぜ」(3:00前後)
次元「気をつけろルパン。あの女には何度もひどい目に合ってる。だいたい、ゆうべの現れ方がよくなかった。あの女、きっとなにかおれたちに隠してることがあるぜ」(3:05前後)
 
 シャワーを浴びながらの不二子の歌声は素敵だけど、どこか不穏。それをまるで気にしないルパンに忠告する次元さん。まあ、あなたは前の話でトンカチの洗礼を受けているものね……。しかしアニメが始まって第2話の段階で、すでに次元にとって不二子は信用できない女なわけです。ずっと意識してるわけですね!

次元「フフっ、恋人ね、あれが?」(7:12前後)
 
 パイカルにさらわれた不二子を探しに行くルパンに、こうコメント。とことん不二子を信用してないし、ろくな女じゃないと思っていることが伝わります。ずっと不二子を観察してないと言えないセリフですね、素晴らしい。

次元「ルパン、騙されるな!」(14:30前後)
 
 とつぜん現れた不二子を見て、鼻をぴくぴく動かしこういう次元。なにもうくっそ可愛い! そしてもちろん無視されるあたりも最高!ってちっともジゲフジな場面ではないのですが、あーもう次元ちゃん(旧ルの次元さんは、ほんとうに次元“ちゃん”だと思う)ってば不二子を警戒して、犬なら鼻の頭に皺寄せてうなってる感じだな! と思ったので拾いました。まだ2話目ですが、これから数限りなく繰り返される「ルパン、騙されるな」の最初期バージョンかと思うと、感慨深いものがありますね。次元大介、義理堅くあきらめを知らない男。

次元「気をつけろルパン。ああいう女を相手にしてるとろくなことにならんのだ。ルパン、これですこしは身に沁みたろう」(18:27前後)

 そしてこれも第2話にして、これから数限りなく繰り返される次元のお説教。もちろんまったくルパンの身には沁みないわけですが、次元大介はほんとうにあきらめを知らない男ですよね……。

次元「ん?」(22:00前後)
次元「おい目を覚ませよ、なんだあんな女!」(22:22前後)

 ルパンを振って出て行く不二子に視線を止めたあと(ここ、あんなにあれこれ言ってたくせに、口元がちょっと柔らかいのです……)、不二子を追いかけるルパンに、さらに苦言を呈します。次元さん、この手のこと言うたびに100円玉貯金してたら、いまごろヨットの一つも買えてたんじゃないの。

第3話「さらば愛しき魔女」(感想)(該当場面無し)

第4話「脱獄のチャンスは一度」(感想)

お宝にフックをかける次元、それを吊り上げるヘリを操縦する不二子(台詞無し)(3:15前後)

 さあみなさま、アニメ「ルパン三世」史上、ふたりの初めての共同作業です!(パイロットフィルムのぞく) 次元さんが笑んで両手を振ってるー。不二子ちゃんと息が合ってるー。ルパンは撃たれて倒れてるけど。

不二子「ルパン、きっと助け出してあげるわ」
次元「よしな。ルパンはその気なら、いつだって逃げるさ。ま、しばらく様子をみてみろって」(4:13前後)

 みなさま、アニメ「ルパン三世」二人の初めての肉体的接触場面です(1話でトンカチで殴ってたかもしれないけど)。倒れた不二子ちゃんに次元が手を差し伸べて、不二子ちゃんがその手を握ります! 前回、あれだけいろいろ言ってたくせに次元さんてば紳士だ。まあ、ルパンのガールフレンドって位置付けなんでしょうけどね。

次元「よしなって言ってるだろう。やつはおまえの手なんか借りずにひとりで出てくるさ」
不二子「だって。早いとこ、箱の鍵、頂かなくっちゃね」
次元「およしよ、鍵だなんて、ルパンさまの昼寝の邪魔だ」
(9:45前後)

 ルパンが囚われている監獄に忍び込もうとロープをかける不二子ちゃん。そのロープを撃ちぬいて邪魔する次元さん。不二子ちゃんはルパンを助けたい一心を鍵目当てだと誤魔化しているようにも見えるし、次元は次元で、ルパンのやることを女の浅知恵で邪魔されたくないと思っているよう。この回の次元は、不二子をずっとあくまで“女の子”扱いしてる感じなんですよね。だから、からかってるし、声がやさしい。やさしい(強調)。

不二子「また!」
次元「しつこい女だな」
(10:31前後)

 こんどは塀にハシゴをかけた不二子ちゃん。そしてそのハシゴを破壊する次元さん。不二子ちゃんはイラっときてるけど、次元さんもあきれてる。この空気感。いいものを見せて頂きました。

不二子「あん!」
次元「よしな、無駄だよ」
(11:40前後)

 とうとう地中に穴を掘り始めた不二子ちゃんを重機でつりあげちゃう次元さん。そろそろ面白くなってませんか。不二子ちゃんはフン!って感じでつんとするんだけど、なんだろうこういうの、喧嘩するほど仲が良いっていうのかしら。

不二子「もう、いったいどういうつもりなの! このままじゃ箱は開かずじまいよ、わからずや!」(13:00前後)

 最終的にはヘリまで持ち出した不二子ですが、そのヘリを撃ち落とす次元。危ないがな。でもさすがの不二子ちゃんはみごと着地するわけです。そして次元にいら立ってこの一言。でも、次元はただ笑みを浮かべるだけで、不二子に背中を向け歩み去るのでした。言うまでもない、ということなのか、もう言うのも飽きたよ、というところなのか。でも、次元が怒ってない、どこか余裕があるのがいいんだよな……。

次元「不二子のやつは、どっか行っちまったぜ! 多分、待ちきれなかったんだろうな」(20:41前後)

 無事に脱獄したルパンに向かって、どこか楽し気に言う次元。不二子ちゃんはルパンを思って涙してるのに、ひどいよね。ちょっとこどもっぽいというか、おれはルパンを信じて待ってたぜ!って言いたくて言ってる感じ。旧ルの次元ちゃんはほんとうにルパン大好きなので(旧ルに限らずですが、旧ル初期次元ちゃんのルパン大好きっぷりはその後のシリーズのそれとは一線を画くしますよね……)、それも仕方ないかな。そして肝心のお宝を埋めた場所がちゃっかり開発されてるあたりも旧ルの次元ちゃんぽいです……かわいい。

第5話「十三代目五エ門登場」(感想

 五エ門のところから逃げてきたと語る不二子を呆れて眺める次元(13:53前後)

 え、そんなとこ?って感じのところを拾ってしまいましたが、ここ、不二子ちゃんがいつもの通りにルパンを転がし始めたのを次元さんが呆然と眺めてるのがほんとうにかわゆいのです。

 次元「へっ、馬鹿馬鹿しい……」(14:33前後)

 そしてこの台詞につながるわけです。ルパンはノリノリなんだけど、次元はソファにフテ寝しちゃう。ルパンと不二子はそんなことまるで気にしない。この三者のフォーマットは初期から完成されたものだったのだとよく分かります。ゴールデントライアングルだな。

第6話「雨の午後はヤバいぜ

次元「けっ、どうもあの女は気に食わねえ。だいたい今度のことでも怪しいな」(5:10前後)

 いつものように不二子を怪しむ次元さんですが、ルパンはまったく気に留めない。それでも言いたくなっちゃうんですね……。

次元「へへっ、馬鹿め。いつも同じ手で通用すると思っていやがる」(10:40前後)

 不二子ちゃんにけしからぬことを仕掛けようとしてビンタを食らうルパン。その様子を立ち聞きしての台詞です。これ、不二子ちゃんとルパン、どっちのことを言ってるのかなあ。笑ってるから、ルパンのことかなとは思うのですが、ルパンをだまそうとする不二子も、それに乗じて手を出そうとするルパンも、どっちも同じ手なんですよね。

(とかいってるうちに、次元さんは不二子ちゃんの部下によって捕らえられてニセモノがすり変わっている展開もあるのですが、直接描写はありません)

第7話「狼は狼を呼ぶ」(該当場面無し)

第8話「全員集合トランプ作戦

次元「なんでえ、礼くらい言ってもいいじゃねえか」(8:40前後)

 望み通りナポレオンカードを手に入れたことを当然のごとく喜ぶ不二子にひとこと言う次元さん。誉めて欲しかったのかな……。まあ、不二子ちゃんにはみごとにスルーされるわけですが。

(そしてこのあと次元さんは大怪我に。この話、何回見ても入院の時くらいあのスーツを脱がせてあげたくなるんですが、まあ、ついさっきまで両足を骨折していたと思しき次元さんが走って逃げてるシーンを見たら、こんな驚異の回復力の人にそんな心遣いは無用だなって思い直しますよね……)

次元「ふー、まるで袋のネズミだ、だからおれは女と逃げるなんていやだって言ったんだ」
不二子「いつまで同じこと言ってるの、男らしくない。このトランプがある限り大丈夫よ」
次元「馬鹿たれ! なにが幸運のトランプだ、そいつは疫病神だぜ」
(16:55前後)

 きゃー! 銭形に追われて二手に分かれたルパン一味、なんとなんと、次元と不二子が一緒に逃げてるんです。旧ル屈指のジゲフジ展開来たよ。えー、こういうときって、ルパンと次元、五エ門と不二子じゃないの? ふたりで洋館のアジトに逃げ込んでいるこの場面、次元さんはぶつぶつ言ってるけど、不二子ちゃんは余裕。いいないいな、この感じ。

不二子「次元ちょっと。このトランプ変だわ」
次元「ん?……発信機だ」
不二子「いくら逃げても、見つかるわけだわ」
次元「まさに疫病神だ」
(17:10前後)

 つきあってるの?(真顔)。不二子ちゃんが「次元」って呼んだのこれが初めてじゃないの。そして、それに「ん?」と近寄る次元さん、この気安い感じがたまらない。そして「いくら逃げても、見つかるわけだわ」のときの不二子ちゃんがちらっと次元を見上げて微笑むのがすごい。ヤバい。ルパンがいないところでこんなことを!

次元「なんだ、マシンガンじゃねえか、きさまら、警察じゃねえな」(20:30前後)

 アジトに突入してきた警官隊を前にして不二子ちゃんをかばっている次元さんという素敵な構図を見ることができます。そしてここ、不二子ちゃんの手が、次元さんの腕にかかっているのです。貴重なふたりの肉体的接触を頂きました。尊いです。五エ門が現れて、敵をやっつけてもそのままなあたりとか、ありがたいです。

(そして、あとは五エ門と三人で凧に乗っての脱出劇となるわけですが、パイロットフィルムでは次元と不二子ふたりきりで凧につかまってるのです。つまりパイロットフィルムからジゲフジはあった!)

第9話「殺し屋はブルースを歌う

次元「ルパン。おまえはいつももうそいつとは組まねえって……」(4:10前後)

 さんざん待ちくたびれているところに、不二子を連れて現れたルパンを見ての一言。旧ルらしいルパン大好き不二子ムカつくモードの次元ちゃんで大変可愛らしいです。

第10話「ニセ札作りを追え

次元「おれは降りた。ルパン。この取引はどうも厭な予感がするんだ」
ルパン「どういうことだ、次元」
次元「あったりまえじゃねえか。こんな女を仲間にいれるのは、爆弾抱えて火事場をウロウロしてるようなもんだぜ。悪いけどルパン、じゃあな。気いつけるんだな、女には」
(10:30前後)

 わあ、このあとのルパン作品でも数限りなく繰り返して宣言される次元さんの「おれは降りる」が初出ですね! そしてこのときはほんとうに降りたのでびっくりしました(最後には迎えに来てたみたいだけど)。でも、ここでは不二子ちゃんの視線がなんとも意味深に動くのが気になります。ルパンに対しての「あなたはどうするの?」という挑戦にも似た問いかけなのか、次元に対しての「そんなこと言ってルパンを見捨てられないでしょ」というからかいなのか……。

第11話「7番目の橋が落ちるとき」(該当場面無し)

第12話「誰が最後に笑ったか

次元「不二子、きさまやったな!」
不二子「冗談じゃないわ。勝手に寝てるだけよ。大事なパートナーをやるわけないじゃない」
次元「うん?パートナー?」
(10:23前後)

 雪山にスーツだけでやってきて(寒いがな)、ルパンのもとにかけつけたのはいいものの、倒れたルパンを見ての第一声。まあ、そうですよね。とぼける不二子ちゃんですが、そこは次元とルパンの阿吽の呼吸でみごと不二子ちゃんが縛られてしまう結果となります。パートナーという言葉のわざとらしさにぴんとくるあたり、次元さんもだいぶ不二子ちゃんに慣れてきた感がありまね。

次元「いやあ心配ないって。ちゃんと外して攻撃してるんだ」(17:53前後)

 村を攻撃しつつも、不二子と長老を心配するルパンに対してのこのひとこと。外してるのね! どうこういっても不二子ちゃんの身は大事なわけです。もう正直になればいいのに。

次元「この野郎!」(21:44前後)

 とか思ってたら、みごと不二子ちゃんに美味しいところを持っていかれて怒り心頭です。ルパンのほうも、さんざん不二子に手を出そうとしては空振りの繰り返しの回。ふたりとも不二子に目にもの見せてくれようと頑張ったけど、残念な結果に。男二人が不二子ひとりにいいようにされちゃうあたりが、なんともかわゆらしいですね!

第13話「タイムマシンに気をつけろ!

次元「あきらめなルパン。こいつばかりは魔毛狂介よりも難しいぞ」(22:20前後)

 不二子ちゃんに教会に引っ張られていくルパンに一言。そんなこと言って余裕で笑ってるけど、ルパンが助かって嬉しいうえに、この結婚話を本気にしてないのが丸わかりですね。かわいい。

第14話「エメラルドの秘密」(該当場面無し)

第15話「ルパンを捕まえてヨーロッパへ行こう

不二子「そう、あなたが銭形に捕まればいいのよ」
次元「へへへっ、そいつはいい」
(9:45前後)

 銭形を獲物から遠ざけるための案としてそんなことを言う不二子に、笑って賛成する次元というレアな場面が見られます。この頃になるとすっかり不二子ちゃんが一味の一員なせいで、不二子ちゃん相手にも気楽な感じがしていいなあ。

次元・不二子「え?」(10:50前後)

 難攻不落と思われた土蔵にたどりつく抜け穴を見つけたと思って喜ぶ二人に、ルパンがくぎを刺した瞬間。すごい、このふたりが声を合わせてる。画面的にも珍しいツーショットだし!

ルパン・不二子「いってらっしゃーい」(21:10前後)

 ツーショットと言えば、ここも。飛行機に乗った銭形を見送るルパン一味、というカットなんですが、手すりに腰かけた次元のとなりで手すりにもたれる不二子ちゃん、というここだけ切り取りたい組み合わせとなっております。お似合い!

第16話「宝石横取り作戦

次元「本当に来るのかねえ。峰不二子の持ってきた情報なんだろ? あいつの情報と天気予報ぐらいあてにならないもんはねえんだから、まったく……」(1:30前後)

 冒頭から不二子ちゃんへのツンモード全開の次元さん、萌えますね!

不二子「あなたのおじいさんのアルセーヌ・ルパンだったら、目の前の獲物を見逃すようなことはしなかったでしょうね」
次元「ま、それについてはおれも同意見だ」
(3:50前後)

 この場面に入るまえ、仕事をやりたくてギラギラしてる次元さんもかわゆく、さらには車の後部座席でごろんとなってる姿もさらにかわいかったのですが、もっと可愛いこと言いましたね。冒頭ではあんなこと言ってたのにね。

次元「うるせえ裏切り者め。日干しになればいいんだ」(15:30前後)

 みごと不二子ちゃんから宝石を取り戻したあと、こう言い放つ次元。それにしてはあなた、ぷらんぷらんしてる不二子ちゃんをニヤついてみてましたよね。もちろん、いい気味だってとこなんでしょうけど。そして、不二子ちゃんを罵る語彙がなんだかこどもっぽいのも可愛い。

 遠くに聞こえる銃声に同時に振り向く二人。
不二子「あれ? こっちに撃ってるんじゃないわ
」(18:55前後)

 小屋にたどり着いた不二子ちゃんの頭にすっと次元が銃を突きつけたあとにこんな貴重なツーショットが。ふたりして窓から顔をのぞかせるし。

第17話「罠にかかったルパン

不二子「まったくもう、いったいなんてザマなの? 塀の上に電流が流れていることくらい分からなかったの?」
次元「だから言ったじゃねえか。まだまだ計画の途中だったって」
不二子「途中もくそもあるもんですか、そういうのは無計画っていうんです」
(9:10前後)

 強気な不二子ちゃんに投げやりに言い放つ次元さん、しかし不二子ちゃんは一歩も引かない、という口論場面。この話、銀子さんに篭絡される次元さんのインパクトが強すぎる話ですが、なにげにこのふたりのツーショットがちまちま見つかります。

第18話「美人コンテストをマークせよ

ルパン「どうだい次元。あの中のとびっきりの美人を盗むってプランは」
次元「馬鹿言え。不二子ひとり思うように出来ないくせに」
(1:50前後)

 美人コンテストの各国代表をながめてのルパンの軽口をたしなめる次元さん。次元さんの中では不二子=美人の代名詞ってことですよね。さらっとこんなこと言うんだからまったく。

第19話「どっちが勝つか三代目!

倉庫前の車の中でふたり待ち構えている次元と不二子(9:20前後)

 分かっている、そんなとこまで拾うかと言われるのは分かっています。でもなんかふたりともにこやかに寄り添ってるみたいで可愛かったので……。

次元「倉庫からデパートまで約90分。やるとしたらこの間だ」
不二子「でも、敵もそう考えるんじゃない?、ねえ、ルパン」
ルパン「ん?ああ……」
次元「途中でやらなければデパートでやるしかないんだぜ」
不二子「デパートはガリマールのネズミ捕りよ」
次元「だから沿道でやるしかないんだ、なあルパン」
(14:00前後)

 ちょっと。なんだか仲良さそうに作戦会議してるんですけど、このふたりそういう関係でしたっけ?わたし、ちゃんと最初からみてたつもりだったけど、もしかしてふたりのデート場面とかがあった話を飛ばしちゃったかな。そりゃルパンも気のない態度になるよね……。

次元「警察のトラックが一台来たぜ」
ルパン「ふーん……」
(14:40前後)

 そして倉庫を見張る次元のそばに寄り添うように立ってる不二子ちゃん。ルパンは離れた場所でごろりと横になってるとか。え? やっぱそういうこと?

次元「待てば海路のなんとやらだ」
不二子「でも運び出すのは明日のはずだったんだけどな」
次元「へっ、わざとニセ情報を流したんだ。ホンモノは前の晩にこっそり運んじまう。護衛もない小型トラック1台で運ぶとはだれも思わねえ、銭形にしちゃあ上出来だ」
(15:00前後)

 あの。そろそろ公式で付き合ってるのかなとかいう気になって来たんですけど。やる気のないルパンに比して、珍しくも自分の見立てを意気揚々と語る次元ちゃん。そして、その次元をやさしく微笑んで見守る不二子。ホントにそうなんですよ。えーえー、どうしちゃったの!

ルパンを置いて同じ車に乗り込み、展示品を追う次元と不二子。
次元「ルパンのやつ。うまくいっても分けてやらねえからな」
(15:33前後)

 そしてこのカットが映ったもんだから全わたしが倒れた。あなたがた、しれっとなにをやっていると真顔になりました。なにより次元ちゃん、お宝は不二子ちゃんと山分けするつもりなんだね……。さんざん「あの女」呼ばわりしてたくせに……。

次元「やるぜ」
不二子「オーケー」
(15:50前後)

 なにを(黙れ)。もちろん、これは見事な銭形の罠でぼろぼろに捕まっちゃうわけだけど、それでも並んで転がってるあたりが、なんかもう夫婦感出てませんか。大丈夫ですか(わたしが)。
 
次元「今度はひとなかだからやつらも簡単には手が出せねえさ。おめえのワルサー、おれのSW、不二子のシュマイザー。それにいざとなりゃ、この擲弾筒があるぜ、ほれっ」
不二子「それが物量作戦なの」
次元「うん確かにちょっと足りねえようだな」
(18:05前後)

 なんか今回ずっと次元さんがやる気いっぱいなの、不二子にイイところ見せようというか、不二子という恋人を得て張り切ってるようにしか見えなくなってきました。いつのまに。ほんとうにいつのまに。そして、すでに尻に敷かれてる感まで出ている。いつのまに(繰り返し)。

第20話「ニセルパンを捕まえろ!
第21話「ジャジャ馬娘を助けだせ!
第22話「先手必勝コンピューター作戦」(該当場面無し)

第23話「黄金の名勝負!

次元「へえ埋蔵金ね。ご熱心なこった」
不二子「時価数百億円ですって」
次元「ん? さっきから同じ車だぜ」
不二子「そうね。じゃ……」
(車のアクセルを踏み込み、大胆に車を走らせる)
次元「お、おい、大丈夫か」
不二子「平気」
(無事、追っ手を撒いて)
次元「くそ、いったい何者だろう」
不二子「でも撒いたようだわ。さ、次元、行きましょ」
(3:10前後)

 いつ入籍したの?(動揺)いえその、19話でいきなり仲睦まじくなったものの、続く20~22話はそれぞれ出番がなかったりしてたのに、再会したとたんにこれですよ、これ。その空白期間になにがあったというか、その間も順調に愛をはぐくまれていたのですか。次元のやってる浅間銃砲店の隣が不二子ちゃんの宝石店だったりするんですかもしかして。共働きは大変ですね(違)。

ルパン「二人を尾行したまではいいが、やつは最後の詰めがひとつ足りないんだ」(10:10前後)

 追手から逃れることができてご満悦な三人……はいいんですが、不二子ちゃんてばあたりまえみたいにルパンの横じゃなくて次元の隣に立ってる。

車を止め「警視庁御用仕出し弁当だるま」の前に降りる次元と不二子(11:49前後)

 あたりまえみたいにふたりで車から降りて、にこやかにルパンを見送ってるから吹いた。ここまで来ると、あ、そうですか、もう、おつきあいとかそういうレベルじゃないってことですよね、すいませんとか思ってしまいます。

次元「へい、お待ち」
不二子「お待ちどうさま、お弁当です」
(12:52前後)

 この直前にある「だるま弁当」の車に二人仲良く乗ってるところから、うわあという感じだったのですが、なんだろう、この演技を越えた、まいど、夫婦二人で切り盛りしてる弁当屋です!感。数十年後には、うちの人は頑固だけど働き者だからなんとかやってます、けっ、なに言ってやがる、おまえさんの内助の功ってやつだよ、とかいうインタビューのあとに流れる青汁の宣伝に登場する場面まで目に浮かびそうなふたりです。

次元「さて、そろそろ帰ろうかルパン」
ルパン「よーし、最後にもういちど、銭形の健闘を祈って乾杯だ」
(17:55前後)

 仕事の成功を祝ってビアガーデンで乾杯する4人です。不二子ちゃんと次元さんが隣同士で立ってるだけで、ああ、このあとふたりはいっしょにおうちに帰るのね、という解釈が成り立ってしまいそう。

 そして最後、爆死したと見せかけて、ドラム缶のなかに逃げ込んでいたルパン一味。次元さんと不二子ちゃんがひとつのドラム缶に入ってたらどうしようとドキドキしました。さすがにそれはなかったけど、並んで海に浮かんでいる姿だけでも、なんかもう満足。

☆☆☆☆☆

 ……というわけで、TVシリーズPART1(旧ル)のジゲフジセレクションでした。全体的には、シリーズ全体の雰囲気と構成の途中変化もあって、次元と不二子の関係も、当初のツンツンモードから、ルパン一味として一緒に行動するようになって変化したかんじですね。それが最終話のあんな感じにつながるのかなあ。大昔の一部公式設定(?)にある、「次元は実は不二子に惚れている」話もこれならまあ納得です。もっと納得させてほしい気持ちもやまやまです。

 個人的に、ジゲフジセレクション的な意味でおすすめ旧ルエピソードは、第4話「脱獄のチャンスは一度」第8 話「全員集合トランプ作戦」第19話「どっちが勝つか三代目!」第23話「黄金の名勝負!」です。みなさまの今後のご視聴の参考になれば幸いです。まだまだ続くよ!

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