KobeRolling(GARGOYLE/宇宙戦隊NOIZ他)感想

 というわけで行って来ました神戸まで。遠征について、ツアーで飛ばされることがなにかと多い地方に住んでいる自分の判断基準が「そこ、名古屋より遠い?」になってるのは、もう仕方がないことかもしれない。名古屋に比べれば、神戸なんて近い近い(笑)。
 神戸VARIT(公式サイト)は初めて。鉄階段で降りていくスタイルで、コインロッカーも多く、なかなかオシャレな雰囲気でしたが、音がつらかったような気がする。しかしスタッフの対応は悪くなかった。わたし好みのヒゲで日焼けで肉っぽいひとがいました。にこ。
 最初にいきなりブロンディの「CALL ME」が流れて、ちょっと濃い顔立ちのお姉さんが登場。このひと(公式によると古藤ロレナさんというらしい。ルーマニア人とのハーフとか)が今日の司会らしい。美人さんながらもツッコミ強めで好感が持てました。
 では、以下登場バンド順に感想など。ガーゴイルとNOIZ以外はみな初見なので、多少的外れなことも云ってるかも。お許し下さい。
 一番手はScar(公式サイト)。いやあ、可愛いっすね(笑)。ちゃんと普通に巧いと思うし、なにがしたいかが明確だと思う。こういう分かりやすさは好きです。しかしこの手のバンドを見るたび思うけど、もう自分の年代として諦めなくてはいけないと分かっていつつなぜこうもみな「弟のように可愛い」というレベルで見てしまうんだろう(笑)。おかしいなあ、昔、ライブハウスにいたのはみなカッコいいお兄さんたちだったのに。そんな可愛いメンバーのなかでも、とくに可愛かったのはGt.の真巳くんでした。サイト見てびっくりしたけど、本物のほうが百倍可愛い。そう、ビジュ系なのに(!)写真のほうが劣るなんて、実に逸材です。長い黒髪とくりっとした大きな目に、ロレナ嬢も「その上目遣い、見習わなあかんわ」とうっとりでした。
 で、バンドのセットチェンジの間に、ロレナ嬢と出演バンドのメンバーが登場してのトークが入るのが今日のお約束らしいです。いきなりガゴのKATSUJIが登場して、ほんわかした雰囲気になったのは御愛嬌。「釣りが好きです」「カラオケで尾崎豊熱唱です」って、かっちゃんかわいい…。
 二番手はSpiral free(公式サイト) 。これはビジュアル系じゃなくて、HRよりのロックバンド?ボーカル見た瞬間にどこの影山ヒロノブかと思ったなんてナイショです。これも後で公式サイト見たんですが、メンバーそれぞれが挙げている好きなバンドが、ボーカル「T-BOLAN/WANDS」、ギター「LUNA SEA」、ドラム「METALLICA」というバラつき具合で、それがそのまま分かりやすく提示された音楽性であったなあと納得しました。メンバーがなんか魅力的なバンドです。ボーカルとドラムとギターひとりが年上組で、あとの年下を可愛がってるというか。ステージを楽しんでる感がビシバシ伝わる、それはいいなと。今日は、「怖い先輩バンドがいらっしゃるのに」渋滞に巻き込まれて遅刻しそうになったので、皆で路側帯を走ったとか。それはいいが、キミら、楽器はどないすんねん。
 次のトークは、なんと、宇宙戦隊NOIZのAngel-TAKAが登場で、わたしは大喜び(笑)。新衣装のエンジェルは、可愛いというより本当に綺麗でうっとりです。いきなり登場からもたつくだけでなく、ロレナ嬢相手のトークも微妙なスベリ方で、とっても可愛かったです(笑)。ロレナ嬢が、宇宙人のTAKAに質問、というわけで「電車に乗ってるときにぼーっとしてるひとはなにを考えてると思います?」とたずねたときは「僕の場合は常にいやらしいことを考えてます」と直球のセクハラ回答をかましたときの会場の微妙な空気には笑いました。わたしは本当にエンジェル大好きで、可愛くってしかたがないんですけど、基本的にアドリブ下手ですぐいっぱいいっぱいになる子だと思ってますので、そのいっぱいいっぱい加減も楽しんでいます。すいません。また、それをフォローしようとさらにセクハラ発言を連続する空回りっぷりも可愛いです。力いっぱい褒めてます。ロレナ嬢がどう思ったかははなはだ疑問でありますが(笑)。
 三番手はDUSTER3(公式サイト)。まさかここが三番手とは、とびっくりしました。トリだと思ってたんだよなあ…。わたしはマシンガンズは大昔に二回見ただけで、すごく久しぶりにノイジーを見たんですが、ノイジーの存在がどうこうとかいうレベルでなく、ああ、こりゃお好きなひとにはたまらんな、と圧倒されました。自分にとってのマシンガンズがそうだったんでよく分かるんですが、ここのボリュームゾーンから自分は外れてるけれど、それでも良いなあと感じた。単に微妙な感覚レベルの好みの差なので、バンドには何の責任もありません。つか、だからこそ客観的に良いバンドだなと思えるのです。好きでたまらないことやられたら(悪魔とか宇宙人とか)好きなのは当たり前。そういうのでないのに、きっちりこっちに伝わってくる存在感がある。巧いとか下手、という技術レベルの問題でもなく、もっと本質的な部分において。
 次のトークは、Scarの真巳くんと、SpiralFreeのDr.岡本氏でした。どちらも両方のバンドで、それぞれ気になっていたメンバーのうえ、真巳くんは容姿が美麗、岡本氏は喋りが達者なので、面白く見てましたが、そろそろ時間が気になってたり。だってもう21時半過ぎになってるよ…?(汗)。このイベント、バンドの演奏自体はそれぞれ4.5曲で、タイトにまとめてくれてるのですが、セットチェンジの時間も含めるとなかなかの長丁場になる感じ。それに今ごろ気づいたのはわたしです。
 しかし4番手はとうとう宇宙戦隊NOIZ(公式サイト)です。
 セットリストは以下の通り。「SPACE PIRATES(ch77.7)」?「少年人魚」?「フロム・スカイウォーカー(新曲)」?「ミラクル★ロケットG5 」?「CHROMOSOME SIX」。いやもう、萌えたし燃えた(笑)。イベントだと当然のことだけど、決め曲というかキャッチーなのばっかりで実に楽しいですね。
 今日はエンジェルが(いつものことかもしれないけど)喋りのタイミングが悪くて滑る滑る(笑)。おまえ、むしろそれ狙ってないかといいたくなるくらいに滑る(笑)。でも狙ってないんだよね、エンジェルだもんね。あーすいません、久々のノイズ、しかもワンマンじゃなくてイベントで時間も短かったため、本当にエンジェルしか見てないです。新衣装も白くていいね、臍が見えるしね。あのキラキラした触手エクステが、エンジェルの美貌を引き立てるね。本当にあんなに綺麗だったかな、エンジェル。可愛くて美しい。見とれる。外見も性質も歌もわたしの好みだなんて希有だよ、エンジェル。エンジェル(あと100回はリピート)。
 あ、でも、Kyoさまはたしかにむちむちしてた(私信)。
 新曲については、一刻も早く音源で聞かせろ、という気持ちでいっぱいです。一回聞いただけじゃわかんないこと多すぎてもやもやする。良い曲なのは確かだから、もっとこの曲を知りたい。聞かせてほしい。スカイウォーカーってボーダフォンのアレかどうか知るためにも。いやその。
 にしても、「ミラクル?」で跳びはねながら、エンジェル見てたら、楽しくてたまらなくて、泣きたくなった。NOIZはわたしにこの感覚をいつもくれる。楽しくて、幸せで、ハイが極まってるところに歌詞がタイミング良く滑り込んできて、泣きたくなる。「ミラクル?」は楽曲がキャッチーで明るくて、エンジェルの書く歌詞の良いところが正面に出てる、いまの「宇宙戦隊NOIZ」を代表する曲だと思うんだけど、今日は「ここに居るよミラクル Mysoul!」が、ずきん、とキた。うん、ここに居る。NOIZは間違いなくここにいてくれる。ここに、わたしの前に。この瞬間だけでも、身も心も視線も、ここにいてくれる。それが、とてつもなく嬉しかった。ので、我ながらキチがった勢いで、手を振って廻して飛び跳ねました(笑)。大好き、NOIZ。
 あまりにも「ミラクル?」が良かったので、このあと「Ouranos」やられたら、わたしはどうにかなってしまうと思ったのですが、幸い(笑)「クロモ?」で、それも楽しく民族大移動しました。しかし、いつも思うのはあの移動のときは、動くのも楽しいけれども、それ以上にステージのエンジェルの仕草が本当に愛らしいので、あれも眺めてたいんだよなあということ。いつかそのうち、眺めよう。
 次のトークゲストはDUSTER3の三人でしたが、この段階で時計は22時10分を過ぎてました。これはあかん、とトークを聴く余裕もなく、ロッカーに移動して、身支度をしました。ステージが終わり次第、すぐに飛び出せるようにしないといけません。あああ、どうしてこう、よりにもよってトリがGARGOYLE?NOIZが見られたんだから、GARGOYLEは諦めようかなとちらと思いましたが、そんなことが出来るわけもなく。
 トリのGARGOYLE(公式サイト)が始まったのは22時半過ぎでした。
 セットリストは以下の通り。「神風ギャング団?自爆遊戯?」?「完全な毒を要求する」?「人間の条件」?「死ぬこととみつけたり」?「HALLELUYAH」。定番曲で手堅い印象です。
 新譜の「龍風」発売直前ということで、龍風衣装が見られるかなと一瞬期待したものの、やはりお披露目はツアーのようで、以前のKIBAが海賊帽子のスタイルの衣装での登場でした。
 我ながらおかしかったのは、なんせ新幹線で帰らなきゃいけないので、分刻みで時間は気になるものの、始まってしまえば、ガーゴですから!姫ですから!と、身体は勝手に頭を振るし拳をあげる。わたし、こんなことしてる場合じゃないかもと思いつつ、大変に気持ちよかったです(笑)。それでも時間自体が短かったので、姫の笑顔があまり見れなかったので残念。新曲は、重い曲調ながらも、じっくりと聴きこみたい印象を受けました。あと少しだな。あとは「HALLELUYAH」でKIBA姫の水しぶきを全身に浴び(笑)、その思い出を抱いて、曲が終わった瞬間に飛び出ました。もっと気持ちに余裕があったら、と思わずにはいられませんでしたが、そのぶんきっちり貰えるもんは貰っていった感もありますので、いいのかもしれません。
 聞くところによると、このあとは各バンドのセッションがあったみたいなので、ガゴの終了とともに飛び出たのは正解だと思いました(笑)。いや、そんなもの始められたら、絶対に帰れなかった…。
 というわけで、時間の制限があったので純粋に楽しみきるまではいかなかったのが残念でしたが、お目当てのNOIZとGARGOYLEはきっちりと楽しんだし、それ以外のバンドもそれぞれ楽しみポイントを見つけることが出来たので良かったです。最近、とくにNOIZの影響で、いろんなバンドを見ることが楽しいのです。これからもフットワーク軽く、色んなものを見たいです。

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