「水色ノート」タカハシマコ(ダイヤモンドコミックス)



 お久しぶりのマンガの感想が美少女物なあたりがわたしです(開き直り)。
 BL系でも活躍されている作家さんですが、この本はすべてロリ系の美少女マンガで、お好きなかたにはたまらないというか、こういうのじゃないとダメなんだよ!と絶叫されるかたもいるような、そんな内容です。全部で15編の短編が収録されていますが、そのほとんどは可愛いだけじゃなく、少し切なかったり、苦かったり。でも、わたしがこの作家さんを好きなのは、そういうテイストや可愛い絵だけでなく、少女にとっての性という視点が必ず入ってるからです。痛かったら痛いし、感じれば気持いいし、責任がなけりゃないんです。この作家さんの描く少女には自らの意思と感覚があります。なので、少女にとっての性というテーマから逃げてない。しかもそれがコミカルな調子で、重すぎず語られる。
 明らかに未成年の少女に対する性的な接触がテーマなので、苦手な方にはおすすめしませんが、こういう本を女性が描いてくれるのが、わたしは嬉しい。もちろん、この手のものがお好きなひとには深く考えずともお勧めです。

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