「合意情死 がふいしんぢゆう」岩井志麻子(角川ホラー文庫)
作者お得意の明治の岡山を舞台にした恐怖譚。化物や幽霊などの超自然的なものが登場するわけではありませんが、ここでは人間の持つネガティヴな...
読書とか音楽とか日々のつれづれについて。
作者お得意の明治の岡山を舞台にした恐怖譚。化物や幽霊などの超自然的なものが登場するわけではありませんが、ここでは人間の持つネガティヴな...
これが面白いのは、ほぼそのまま「チャイ・コイ」と同じ話であること。モデルも出来事もほぼそのまま同じです。しかしこちらはホラー小説であり...
一気に読み終えました。面白かった。 東電OL事件が下敷きになっている一冊ですが、あの事件に関心があるかたはまず読んで損はないと思いま...
直木賞受賞作です。 わたしは車谷長吉は確かに芥川賞のほうだろうと思いますが、この作品に限れば直木賞かも、と思わせるリーダビリティの高...
ハードカバーで300頁近い大作ですが、あまりの面白さに一気読みしました。本当に、なんでこんなに訳が解らないのに面白いのか、これが文学...
勢いづいて笙野頼子を続けて読みました。もっともこちらはデビュー初期の短編集であり、「金毘羅」のような圧倒感は少ないかもしれません。 ...
中島らも、全三巻(文庫)の大作です。 わたしにとっての中島らもはエッセイが好きで、小説はあまり…というタイプの作家の一人でしたが、名...
いやあ参った。やられた。小説を読んで身体ががたがたになるような経験は久しぶりです。かの舞城王太郎のデビュー作、やられてしまいました。読み...
これまた映画化された有名作品ですが、自分のツボとは違うよなあと手に取るのが遅れた一冊。読んだらびっくり、一気に読める面白さでした。 ...
今更ながらの遅読です。映画化もされた有名角川ホラー文庫作ですが、ごめんなさい、正直なめてましたというのが、まず第一の感想。 日本製の...