「ラピスラズリ」山尾悠子(国書刊行会)
寡作ではあるものの、その独特に美しい幻想的な作風で知られる女性作家の作品集です。わたしも評判だけは聞いていたものの、寡作ゆえに実際に読...
読書とか音楽とか日々のつれづれについて。
寡作ではあるものの、その独特に美しい幻想的な作風で知られる女性作家の作品集です。わたしも評判だけは聞いていたものの、寡作ゆえに実際に読...
お気に入りの同人作家さんのフリートークのページを読んでいるような気安さと「分かる分かる」という感じ、それが快くて、愛読してきた作家さんの...
雑誌「クウネル」に掲載されたショートストーリイがまとめて23本収録されています。「クウネル」といえば若年層の「暮らしの手帳」というか、...
幻想とホラーの香りがする短編が好きです。それも、いま世に謳われている海外文学の「幻想」ではなく、いささか古めかしい感じに「意味が分かる...
なにを読もうか迷ったときの日本ホラー小説大賞。金魚が泳ぐ赤い装丁と、シンプルなタイトルに惹かれて手に取りました。 表題作の「夜市...
これはもしかして、西原理恵子の著作のなかでも、一、二を争う名著なのではなかろうか。とりあえず、彼女と同じ故郷を持つ女子の一人として、そ...
中村うさぎのエッセイ集がこの数ヶ月で続けて文庫化されましたが、これもその一冊。2004年から2005年にかけて、週刊文春に連載されてい...
「姉飼」の作者による作品集です。5編の独特な短編が収録されています。どれもジャンルでくくってしまえば、ホラーないしは奇妙な味なのですが...
文庫版で再読しました。やはり、傑作です。こうなったらデビュー作の「葬儀の日」から読み直さないといけないのかと思ったほどに。 ただ、ま...
発売当時からずっと読みたかった。でもハードカバーだし、春樹は必ず文庫になるから、それまで待てば…と思っていました。しかし、辛抱たまらず...