「邪悪な花鳥風月」岩井志麻子(集英社文庫)
全てに恵まれた女流作家がカンヅメのために借りたマンションで執筆する、隣の古アパートの住人をモデルにした物語。それが連作短編のかたちで綴...
読書とか音楽とか日々のつれづれについて。
全てに恵まれた女流作家がカンヅメのために借りたマンションで執筆する、隣の古アパートの住人をモデルにした物語。それが連作短編のかたちで綴...
表題作は、黒澤明の「八月の狂想曲」の原作になっています。芥川賞受賞作、といかにも純文学ぽい雰囲気ではありますが、収められた作品どれにも、...
志水辰夫は初めて購入しました。これまではいかにも縁がなさそうな作家さんでしたが、 「あんたがこうてきゆうがはひとがしぬがあばあやきお...
かの「吸血鬼ドラキュラ」など、海外怪奇小説を数多く翻訳し、また紹介したことで知られる著者のオリジナル作品とエッセイで構成された一冊で...
大作を読み終わった後なので…と手に取った短編集です。菊池秀行といえば魔怪都市シリーズやヴァンパイアハンターDが浮かぶところですが、こ...
小川洋子の作品を初めて読んだのは、はるかむかしの学生時代。確か「シュガータイム」だったと思うのですが、主人公が吐かない過食症だったのに...
岡崎京子のマンガでなく文章による掌編と散文集。 すべて事故前に書かれたものであるようですが、最後の著者紹介のところで「のんびりとリハ...
筒井康隆を初めて読んだのは、まだ小学生のときだったかな。兄の本棚から抜き出した星新一で日本SFに目覚めたわたしは、とりあえずそのまま...
以前にも触れた「私とハルマゲドン」にて、引用されたいた歌が気になったことから「猟奇歌」を目当てに購入しました。なにげに読んでいるようで...
ぼちぼちと読んでいる川上弘美。そろそろ「蛇を踏む」を読まなきゃな。この短編集には8つの恋愛に関するお話が収められています。「おめでとう...