GARGOYLEインストアイベント(名古屋石橋楽器店)

 14時からのインストアだから、11時に起きれば余裕だよ、と家主の楓さんが云ったのは覚えている。目覚ましが鳴ったのも覚えている。なのに、われわれは信じられないことに、12時前に、真夜さんに起こされた。なんかね、こういう元気な真夜さんは例の博多以来ずっとのような気がするんですけど、これはアレですか。ってすごいってことですか。
 5FにKERASHOPが入っているという信じ難い立地条件のインストア会場に到着したのは、ちょうど14時でした。一般扱いでの入場だったので、見れなかったら淋しいなと思ったんだけど、運良くすみっこに座ることができました。ていうか、会場に入っていったら、すでにメンバーが揃ってて手招きしてるってどうですか。びっくりした(笑)。
 わたしは、あまりインストアイベントとかに興味があるほうじゃないんですが(ステージ以外のメンバーと接触するのが苦手。緊張して死にそうになる)、GARGOYLEのインストアイベントでアコースティックライブがあるときはうきうきとします。いいんですよ。アコースティックにアレンジされた演奏もいいんですけど、なによりKIBAの生声を、あれだけじっくりと味わうように聴けるのが嬉しくてなりません。よくガゴは声が苦手というひとがいますが(そして実は自分も最初はそうだった)、もうね、このKIBAを聴かせたい!深みがあって美しくて愛らしいのです。しかも今日は、「龍風」からの曲ということで「人間の条件」「絶対性理論」「時代を知らない子供達」「楽園に死す」のアコースティックを聴くことができました。とくに「人間の条件」と「楽園に死す」が素晴らしかった。
 メンバーのトークも楽しかったです。ツアーに出かけるのに炊飯器持参のKATSUJIには、正直、萌えた(笑)。駄目だ、トークを聴けば聴くほど、KATSUJIが愛しくなる。手羽先が食べたかったのに打ち上げが白○屋だったKENTAROも、可愛かったです。きっとライブの最中から「手羽先!ビール!手羽先!」と思ってたんだろうなあ(笑)。店で呑むよりホテルで呑んだほうが安上がりだし、眠たくなったらそのまま寝たらいいから楽、と発言したTOSHIくん。それは我々が昨夜ずっと云ってたことだ(笑)。
 18周年ということで、結成当時のことや自分達の高校時代のことなども話してましたが、一言で云って、やんちゃで可愛い(笑)。なんつーか、ああ、地方のヤンキーだ、みたいな(笑)。そして今でも同じようなことしてるっていうのがいいですね。個人的にお気に入りエピソードは、苦労してボンドで羽をくっつけたりして衣装を手作りしたものの、それがおかんに洗濯されて一巻の終わりとなったKATSUJIの悲劇。おかんにはかなわないね。
 ライブでのカッコいいかれらも大好きだし、こういうゆるくて可愛いかれらもいい。ゼロイズム(公式FC)にも入ったことだし、もっと見ていきたいと思います。
 インストア後は、カレーうどんで腹ごしらえなどしたあと、いざお買い物へ。同じビルのKERASHOPに出陣です。正直云いますが、ここまでは明らかにわたしが負ける気満々だったわけです。だから一回りするまでは無口だった(笑)。だけど、たまたまハートを引っ張るものが見当たらないと思って安心してたら、楓さんが。「キミの負けを応援するよ!」と勝ち誇っていた楓さんが。いつもスタイリッシュで計画して動いて理性を失くすのはバンドのことだけと思っていた楓さんが。昨日もh.naotoをお買い上げの楓さんが。よりにもよってキューティフラッシュに引っかかって、すんすん泣きながら試着してお会計してました。可愛い。真夜さんも昨日のお買い物に似合うパンツを見つけて、悶絶してましたが、なんとか勝利。そんな二人を見ていたら、負けない自分が正直、少し淋しくなりましたが(笑)、この歳になると、どんな物を買ったらどんな時に使えてどんな風にしか使えないかとかが見えちゃうんだよなあ。そう思うと、なかなか恋に落ちるのも難しい。黒のコートが欲しかったのですが、わたしは背が低いので、なかなか条件に合うものが見つからず残念でした。でも、「今月はもうゴルチエ買わない」って口走ったなんてナイショ。
 なので、このビルの二階に入っているお気に入りブランドで、薄いボレロだけ買いました。やっぱり、お買い物は楽しいな。
 そろそろ夕方、ということで、布団を干してきた楓さんとも別れ、真夜さんと移動することに。また大須か。どうしてこんなに好きか大須。入ったお店は、真夜さんおすすめの「月天」(公式サイト)。巫女なの。店員さんが。案内された店内に鳥居があって、まずお神酒を出された。あと、巫女さんがね、可愛いんだけど、なんか、こう気恥ずかしくて目を合わせられない。そもそも、巫女属性ないんだよねーとか云ってたわけですよ。なのに。杯を重ねるごとに。
 …可愛い。 
 いえその。可愛い女の子は大好きです。ここの店員さん、そういう面でもレベルなかなかです。物腰と、表情が、実によろしい感じで、なんつーか、愛らしい。そういう店だけに、周りのお客さんもヲタっぽいわけですが(わたしと真夜も負けないけどな!「ポーの一族」で一番泣ける台詞は「覚えてるよ、魔法使い」だと意見も一致したよ!)、そんななかをさやさやと歩いていく清涼剤。萌え。そういう巫女さんたちにぽやーんと萌えてる真夜さんは可愛いと思います。わたしは、こういう場合、もっとアレなことをコレで考えてしまいます。巫女といえばしょ(略)。←汚らわしい。
 一般の居酒屋よりはこころもち割高かもしれないけれど、料理もそれなりだし、なにより居心地が良かったです。また来たいなー。
 時間制の「月天」を出てから、やっぱり遊び足りないようと名古屋駅近くの居酒屋でギリギリまで、真夜さんと呑みました。だらだらと同じようなことばかり語ってたような気もしますが、それが楽しいのが酔っ払いです。真夜さんとお別れして、新幹線に乗り込むまで、ふわふわとそんな楽しさに酔いつづけました。
 で、帰宅してまで、メッセで似たような会話を続けてしまいました。まあ、それだけ今回の遠征が楽しかったということ(笑)。   GARGOYLEにありがとう。一緒に遊んでくれたお友達にありがとう。次にライブで遊びまわるのは、悪魔が来たりてへヴィメたる、12月になります。それまでは精々、体力と財力の保持に努めましょう(笑)。

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