というわけで、宇宙戦隊NOIZワンマンツアー「JAPAN TOY’S PANIC TOUR 2005 強行突破!!」IN ESAKAMUSEに行って参りました。
 今日の道連れは、先日の狂い咲きサンダーロード名古屋でNOIZ初見にも関わらずDVDをうっかり購入してしまった楓さん。うっかり大阪まで来てしまいましたね。それでこそオトモダチ。でも、とりあえず入場したとたん、上手の薄さに「バレンタインDCかアインスフィアかと思った」とか云うのはやめましょう。そしてわたしもヴィジュアル系の元祖という話で真っ先に沢田研二を出すのはやめましょう。
 
 始まりは、20分押しだったかな?とにかく、新旧取り混ぜで、満足できるラインナップでした。
 定番曲の「バトルカプセルから愛を込めて」始まりでしたが、個人的には、「Believe」から「Pole Star」の流れに感激した。だって両方ともすごく好きな曲で、ライブで見たいと願ってやまない曲だったから。それも続けてやってくれるあたり、嬉しくて嬉しくて。あと、意外な曲といえば「CIVERE CRIME 」やったよ!あー、この曲はNOIZのなかでもまだ十分に「アリ」な曲なんだというのが分かって面白かった。いや、わたしは好きです。
 また、ワンマンならではということで、イベントではあまり聴けない「宇宙戦隊サイボーグロックショウ完全盤」の曲がたくさん聴けたのも嬉しかった。ていうか、ライブだとさらに曲が膨らんで良いものになってます。ライブで曲がさらに良くなるバンドなんだなあと再確認。音源以上の音になるのって、本当にカッコイイ。
 このアルバムからは、定番以外では「(A+B)No.0-QT?」「T=S?orL?[True=Save?orLoad?]」「A’I」「R.A.M FISH」などが聴けました。とりわけ、本篇前半ラストを飾った「A’I」は、素晴らしかったです。TAKAの声だけが、静まり返った会場に響いて。TAKAだけじゃなく、NOIZ全員の覚悟が伝わってくるようだった。
 でも、その直後のS@TTONのドラムソロであの迷曲(褒めてます)「PL@TONIC L@VE」を持ってこられるとは(笑)。そんなNOIZが好き。
 さて、わたしはとにかくあの「まんなかのひとがすき」なわけですが、今日はワンマンということもあって、他のメンバーもホントに良かった。見たくてしょうがなかった。ああ、わたしに目が8つあれば。8つの目がTAKAを見るのか。それは気持ち悪いな。
 でも「pray」から「ロスト」の流れでは、ホントにMASATOに目を奪われましたよ。これまたライブで聴いたら百倍良い曲なんだけど、「ロスト」の持つ物語性が、あのMASATOによって増倍されるのが肌で分かった。これに限らず、TAKAとのツインボーカルの曲でのMASATOは、素晴らしいです。これがあるからNOIZだね。でも、「R.A.M FISH」でのアレは…。すいません、わたしよりもずっと隊員暦が古いかたに伺いたいです。アレは定番ですか。いつものことですか。紫色の悲鳴が喉までせりあがってきて大変でした。しかもそのあとそのまま「Igni+ion」ですか。なんだろう、同人誌出せってことか(黙れわたし)。
 あと、今日のMVPは叫さま!(笑)いっぱいしゃべって、頑張ってツッコンで、すごく良かった。今日のわたしが、TAKAの次にうっとりと眺めてたのは間違いなく叫さまです。ヒゲだし。TAKAにちくちくツッコむその姿勢が、どれだけ楽しかったか(笑)。そしてここでも「自信持てよ!」と叫さまに云われてるTAKA。これ以上わたしがTAKAを好きになったらどうしますか。
 でもやっぱTAKEswiyも可愛かった…。「贅沢なPAIN」のときの、あの心が入ってない振り付けはなんですか。あんたやっぱりそういうひとだ。笑顔がねー、客の煽り方がねー、本当に上手いひとだと思いました。
 もちろんS@TTONも良かったですよ。頑張ってたし、面白かった(笑)。NOIZのメンバーは本当にすぐ「へこんだ」よ自己申告するひとが多いような気がしますが、S@TTONのへこみは可愛いからOKだよ!
 要するに、NOIZのメンバー全員の覚悟と本気がびしばしに伝わってくるライブだったと思います。初のワンマンツアーの初日とあって、気負いもあっただろうとは思う。やってやる、というその気持ちが、客席に放射状に伝わってきて広がって、さらに、それだけじゃなくて、メンバー自身もライブをとても楽しんでいる。そんな空気に客も見事に応えてたライブだと思う。いつも思うけど、NOIZのお客さんは、楽しいし、質が良いと思います。良い意味で、若い。だからそのなかにいても、もはや若くないわたしでも(笑)自分の好きなように楽しめて心地よいです。お約束が多いバンドだけど、それに参加するかどうかは個人次第なので。ちなみに今日はモッシュピットで揉まれました。楽しかった(笑)。
 そういえば、最初は隣にいたはずの楓さんは「バトルカプセルから愛を込めて」の途中で見失い、「CHROMOSOME SIX」の民族大移動(体験したひとなら分かるね?)の途中ですれ違ったのを確認し、気がついたら「Igni+ion」で、隣同士でヘドバンしてました。収まるところに収まるものだ。
 本編最後は、「SPACE PIRATES(ch77.7)」と「Ouranos」という流れでした。私の大好きな「Ouranos」を最後にもってきてくれたのがとても嬉しかった。何故ここまで好きかはもうわからない。でも、この曲は、わたしにとってのNOIZを象徴する歌。NOIZを聴いてると自分が肯定されてる気がする。そのままでいいんだよと、いままで誰も、それこそ閣下以外は誰も、云ってくれなかったことを、ここまで臆面もなく、わたしに伝えてくれるのはNOIZだけだと思う。わたしの思い込みだとわかってるけど、本当に、これまでにこんなメッセージを歌うひとを信用したことはなかったのにさ(笑)。なんだろう、NOIZは信用できるんだ。伝わる。すごく好き。もちろん、バンドに己のアイデンティティを託すにはわたしはもう歳を取り過ぎてる。そんなことじゃなくて、ただNOIZの伝えてくれることを受けとめてたいと思う。本当にわたしはNOIZが好きです。
 アンコールは、「本邦初公開の激しい曲」ということで、「少年人魚」が初演奏。確かに激しい曲で、面白かったです。すごくMASATOっぽいなあと思ったら、やっぱり作詞作曲共にMASATOだった。そしてそのまま「ミラクル☆ロケットG5」。本当に可愛い曲で大好きです。
 2回目のアンコールは「Typ;N」でした。「帰る気やった」と上半身もろ肌脱ぎのTAKAはなんですか、わたしへのサービスですか(違)。でも本当にああいうTAKAを見てるときの自分の目ってセクハラ以外のなにものでもないと思う…。だって、なんつーか、臍が。腹のシワが。胸筋が。
 とにかく良いライブでした。ダレることなく、メンバーの覚悟と気合いを感じることが出来る素敵な空間でした。やっぱりわたしは一番良い時期のNOIZを見てるんだと思う。バンドは変わっていく。それを知ってるから、このままどんどんNOIZらしく突き進んでいってほしいと思う。メジャーに行きたいかどうかはわからないけど、そういう勢いで前に進んで、みるたびに成長してる、カッコイイ時期です。わたしはそういう時期にNOIZに出会えて良かったです。
 NOIZが大好き。嬉しいです。
 会場をあとにしてからは、新大阪で新幹線を待つ間、楓さんとお食事など。また遊んで下さいね。お疲れ様でした。

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