「爆裂受胎」GARGOYLE(名古屋ELLFITSALL)

 今年いちばん最初のライブとなりました。とりあえず、強風で新幹線が遅れたり、整理整頓に目覚めた結果、いちど買ったはいいが、これまでもそしてこれからも着るとは思えない服(じゃあなんで買ったの…)を古着屋に売りに行ったところ、思いのほか査定に時間をとられたりで、会場に着いたのがぎりぎりとなりました。待ち時間を付き合って下さった真夜さんありがとうございました。今回の遠征は真夜中さんのお誕生日祝いも兼ねてたりするのですが、その当の真夜さんも、見事に風邪っぴきでありました。ひくんだ、風邪。
 なので、現地集合のお友達とも慌しくしかご挨拶できず申し訳ありませんでしたが、身内でナンバーワンの雨女Fちゃんが、茶をしていた店から出たと連絡が入ったとたんに、雪が舞い始めたのには笑いました。
 会場でまず目に入ったのが、今回の物販。いつものがちゃがちゃに箸が登場していたのも素敵でしたが、なによりもあのマウス。デビルイヤーは地獄耳。こればかりはネットに画像紹介は有り得ないと思いますので、まあ、見ていただくしか。みんなあれ着てネズミ?ランドに行こうね!ていうか普通に可愛くて参りました。中国で買ったと言い張りたい。
 さらに同封のチラシで、4月末発売のガーゴイルトリビュートアルバムの詳細も発表になりました。以下の通りです。
◎ザ・クロマニヨンズ 「神風ギャング団」
◎つのだ☆ひろ 「約束の地で」
◎ANCHANG 「HUNTING DAYS」
◎ニューロティカ 「ジェットタイガー」
◎三喜屋・野村モーター’S BAND(野村義男)「からっぽ」
◎東京YANKEES 「HALLELUYAH」
◎ドレミ團 「人の為」
◎宇宙戦隊NOIZ 「死ぬこととみつけたり」
◎KING 「BALA 薔薇 VARA」
◎SHAME 「流転の世にて」
◎Dacco 「まばたきの底」
◎test-No. 「完全な毒を要求する」
◎太平洋ベルト 「人間の条件」
◎最鋭輝 「若草の君」
 とりあえず、わたしと真夜さんはつのだ☆ひろで20分語った。やばい、楽しみすぎ。個人的には、クロマニヨンズがカッコいいのに決まってるのでわくわく。NOIZが「死ぬことと?」をやるのならアレンジに超期待できるのでいまから左鎖骨を叩いてみたり。あとはそんなに驚かない…けれど、太平洋ベルトの「人間の条件」はそれだけでちょっと笑った。ドレミ團の「人の為」は可愛いでしょうね!どれもこれも楽しみです。面白いことするなあ。
 そうやって、ひたすらつのだ☆ひろに萌えていたところ、開演時間となりました。久しぶりのガーゴイルです。ライブ自体が去年の11月の犬神以来です。
 いきなり一曲目が「虫螻」でした。あとで真夜さんが「本編が一曲目で終了した」と云ってたのがおかしかったですが、わたし的には4曲目で「HALLELUYAH 」だったので、そこで本編が(略)。いや、嬉しかったの!テンションが一気に上がったの!続くMCで「今回のツアーは、アルバム発売とかそういうの関係ないツアーなので古い曲も新しい曲もやろうと…」みたいなことを云われて、納得ですが、もうちょっと古い曲が多くても歓迎なのです(笑)。とか思ってたら、いつ以来か思い出せない「潜在的幻狂覚無差別覚醒菌感染者」!いやー、懐かしい!それでも全体的に新しめの曲が多いけれど(しつこい)。
 しかしわたし、いまのガーゴイルもとても大好きだから。「アイコノクラズム」嬉しかった。「人間の条件」素敵だった。「死ぬこととみつけたり」は、やっぱり大好きで、一気に頭が沸点に到達する曲です。歌詞と曲と煽り、全部が好きで、とても気持ちの良い曲です。でもその後の「BALA 薔薇 BARA 」、「HUNTING DAYS」という流れには、もうわたしの首なんかちぎれるまで振ってやろう、そのままステージまで飛んでいけわたしの生首、とか笑いでなく思いましたよ。すさまじく熱い、素晴らしい熱狂。アンコールも、ガーゴイルとしては定番曲の「完全な毒を要求する 」「極楽フルスロットル 」(一回目)「神風ギャング団 」「Genom 」(二回目)だったのですが、いやもう楽しくて、ひたすら熱かった。
 アンコール待ちのあいだも、ひたすら「ガーゴイルってこんなに熱かったっけ?しんどかったっけ?」と思ってました。いや、ガーゴイルは熱くてしんどいよ!知ってるよ!(笑)でも、ああ、熱かったよなしんどかったよな!と思い出して、それがなんとも嬉しかった。それでなきゃというのを思い出した。他のどんな好きバンドでも味わえないこの熱さ。実際に押し合いへし合いされたわけではなく(そんな紛争地帯には最初から参りませぬ)、純粋にステージの上のメンバーからもたらされる熱気に酔うこの感じ。消える自意識のなか、音と熱気とステージのメンバー以外、目に入らなくなる。ライブが好きだってこういうことだと思い出すあの感じを、シャワーのように浴びて、ああ、ガーゴイルだなあとひたすら嬉しかったです。
 そんな気持ちのまま迎えた三回目のアンコール前、隣の真夜さんと「いいねえ」「熱いねえ」「最高だねえ」と囁きあいつつ、「こんなに気持ちいい素敵なライブの最後のアンコールが「○○○○(とくに名を秘す)」でしめられたらどうしよう」とも怯えあいました。臆病なわたしたち。いや、だってわたしたち、ガーゴイルのライブ、いっぱい行ってるから…。「クレイジーでお願いします」「凱歌とまではいいません」「頭がコワレタでよろしく(無理)」とかつぶやきあってたところに現れたのは「DESTROY」!ぎゃー、文句なしーーー!最高でした。
 KIBA姫は、和風の衣装と紫色の毛皮が似合ってて「むらさきの妖精」がテーマだと思われます。可愛かった!下のELLがアイドルのコンサートで「楽屋モニターで見てここまでは覚えた」と振り付けを披露したのですが、あまりの違和感のなさにいつものKIBAダンスとしか思いませんでした。まあ姫はアイドルだからね!TOSHIくんがテンション微妙で、ライブの日程で「4月にはまた名古屋に来るから、心待ちにしとけ!カレンダーに『TOSHIさまに逢える日・はあと』て書いておけ!」とか吠えてたのがおかしかった。「まあ、2、3人はKENTARO謙太郎に逢える日、でもええわ。1人くらいKIBAで…あとは無し!!」って!萌えたがな(笑)。わたしは4月に岡山でGARGOYLEです。「姫と逢瀬(はあと)」とでも書くか(冗談)
 ライブ終了後は、お友達と慌しく別れて(なんせ雪が降っていたので万が一にでも電車に止まられては一大事、と慌ててたのです)、今日のお宿の真夜さん宅に。ちょっとだけ酒を入れて、さっそく痛み出した首や肩を感じながら眠りました。楽しかった。 
 いいライブでした。今年も良い一年になりそうです。

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