「ラピスラズリ」山尾悠子(国書刊行会)
寡作ではあるものの、その独特に美しい幻想的な作風で知られる女性作家の作品集です。わたしも評判だけは聞いていたものの、寡作ゆえに実際に読...
読書とか音楽とか日々のつれづれについて。
寡作ではあるものの、その独特に美しい幻想的な作風で知られる女性作家の作品集です。わたしも評判だけは聞いていたものの、寡作ゆえに実際に読...
雑誌「クウネル」に掲載されたショートストーリイがまとめて23本収録されています。「クウネル」といえば若年層の「暮らしの手帳」というか、...
幻想とホラーの香りがする短編が好きです。それも、いま世に謳われている海外文学の「幻想」ではなく、いささか古めかしい感じに「意味が分かる...
なにを読もうか迷ったときの日本ホラー小説大賞。金魚が泳ぐ赤い装丁と、シンプルなタイトルに惹かれて手に取りました。 表題作の「夜市...
「姉飼」の作者による作品集です。5編の独特な短編が収録されています。どれもジャンルでくくってしまえば、ホラーないしは奇妙な味なのですが...
発売当時からずっと読みたかった。でもハードカバーだし、春樹は必ず文庫になるから、それまで待てば…と思っていました。しかし、辛抱たまらず...
さぞ、いい声で鳴くんだろうねぇ、君の姉は―。4編の短篇が収録されています。 淫靡かつ凶悪な暴力の匂いをふりまきつつも、どうにもせつな...
文庫の新刊平積みで見つけるたびに購入していて、気がついたら未読が三冊溜まっていたので、読みました。もしかしてこういう読者に支えられてる...
さて、これは現代物。どこにいても不思議でない女性たちの悪意や歪みがもたらすものを描いた短編集です。 だからワンアイデアで書いちゃうん...
岡山の貧農出身の生命力に溢れる娼婦が、自分の魅力と行動力だけを糧にして、愛しい男とともの逃避行から、愛しい男そのものを探す旅に挑む物語...