「念力家族」笹公人(宝珍) 2010/1/26 本の感想, 詩歌 日常と隣り合わせのSF感覚がちょっと昭和で素敵な短歌集です。情景が鮮やかに或いはおぼろげに世界を包む感覚に襲われます。短歌という表現形式の自由さと奥深さを知りました。気にいったもののなかで三首を紹介。 「モノクロの写真でいつか見た人がわれに微笑むお盆の夜に」 「満員電車こころで歌うメロディーを隣の男よなぜ口ずさむ」 「少年時友と作りし秘密基地ふと訪ぬれば友が住みおり」 WEB拍手 5